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十分に使いやすくなったテラですが、諸状況に照らして乗り換えを検討することにしました。
テラの使い方説明書
これからキャンピングカーを使う人のために
細かい使い勝手を紹介します。
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日々の改良もキャンピングカーの
楽しみの一つです。
  03年秋から06年1月まで我が家の移動別荘だった
           バンテックのキャンピングカー テラ500メープルです。

01

バンテック製テラ500メイプル、平成8年式です。
03年秋にやって来ました。
 エントランスが前にあると、後部のキッチンスペースを広く取ったり、バンクスのように後部2段ベッド仕様のレイアウトが可能になります。
 ベース車はいすゞエルフの1.5t/4WDです。岩手は一応雪国ですので冬季の移動には「魔法の杖」(4WD切替スイッチ)があると安心です。凍結がひどいと5速で登るような坂でも簡単に尻振りして路肩の雪に突っ込みそうになります。

02 左側面に見える部分の説明です。
 屋上にはコールマンのエアコンがありますが外部AC電源使用時のみ作動可能です。
 そのすぐ後ろには円盤型のTVアンテナがあります。
 こちら側の窓は下から外に押し出して開くタイプです。その下の収納にはガスボンベ5kgが2本。その右の収納はフリーですが、私は長靴や木製ブロック等を入れています。後輪の右にも細長い収納がありまして、ここには脱出用鉄板・エアジャッキ・牽引ロープ・ブースターケーブル等が入っています。
03 右側面です。
 屋上のルーフレール(パイプ?)は荷物の積載に活躍してくれそうなのですが、取扱説明書によると飾りなので荷重は掛けないでくださいとあります。もったいない。
 こちらの窓は横スライドですが、後ろ半分が前方にずれます。丸窓はトイレです。その下のドアはトイレ部分を収納に使った場合の外部出し入れ口です。その右の小さな丸は給水口で施錠できます。左下のドアはカセットトイレのドアで、ここから洗浄液を補給したり、汚水タンクを取り出したりします。

04 後部です。
 アルミパイプはオムニのキャリアシステムで、現状では自転車2台の積載またはボックスの取り付けができます。耐荷重は50kgです。
 その他、キッチンの窓、冷蔵庫の給排気口、温水ボイラーの排気・排水口、屋上へのハシゴ、外部100V電源取り入れ口、上部にはバックモニタのカメラなどがあります。
 それからこれはバンテックに問い合わせるまでわからなかったのですが、ナンバープレートを押し上げるとスペアタイヤ取り出しのクランク棒差込穴があります。

ここからは室内の説明をしてゆきます。
05 バンクベッド右側です。
前端には多少の収納スペースがありますので、寝袋を押し込んだりしています。そのうち羽毛布団を揃えたいとおもっています。左右に窓がありますが、右はカーテンのみ。左はロールスクリーンと網戸のコンビロールが付いています。両方網戸にできれば風通しがいいかもしれません。
 ZILやLEOと違ってバンクベッドを引き出して拡張することはできませんが、2人用と割り切れば不足はありません。左下の写真の小物入れやテレビのレイアウトも可能ですので固定式なりの良さがあると思っています。

06 バンクベッド上の左側窓と小物入れ部分。
100Vと12Vのコンセントやビデオ・アンテナケーブルを棚の中を通して引っ張ってきました。少しケーブルが込み入っているので束ねる予定です。テレビも回転させてベッド上で使用できるようにしてあります。照明はハロゲン灯がありますが、コンセントから蛍光灯も取ることができます。
 テレビの前に横たわっている板は、転落防止板で、マジックテープで立てて止めることができます。ベッドの床板は取り外しができますので、助手席と後部を車内移動したりするには開けておいた方が楽にできます。
 カーテンで居室と仕切るようにカーテンレールがあります。
07  バンクベッド上から見た車体左室内。対面配置にしてテーブルを出した状態。左側面(写真では右端)の窓に沿ってベンチシートがあります。ここには荷物や工具箱を置いたりすることが多いので、いつもバスタオルを敷いています。
 窓のすぐ左の縦じまは本来テレビを収納する場所ですが、テレビは液晶にして前部に移動しましたので、ここにはビデオとDVDプレーヤが入っています。格子部分は下に開いて棚として使用できます。
 その上段には電子レンジがありますが普段はドアを閉めていますので見えません。同じく下段はガスのFF暖房機が設置されています。このFFの外側は外部収納スペースになっています。
 奥の方には後部窓とキッチンが見えます。
08  同じくバンクベッドから見た車体右側室内。両サイドの天井付近には戸棚と小物棚が2段についています。
 奥の上の壁にある黒い四角2個はエアコンの吹き出し口で、走行時のみ作動する、冷暖房の切り替えができるものです。切り替えは3列目シート下にあり、3段切り替えのファンスイッチは同シート横にあります。
 吹き出し口のすぐ左にはリアスピーカがありますが、スピーカーボックスは収納部と兼用になっています。
 車体右の窓はスライド式で後ろ半分が前側にずれます。左の窓は下から外にせり出す形式でこちらは雨でも開けておくことができます。

09  キッチンから見た室内前部。天井前部にはエアコン吹き出し口。そのすぐ手前には照明器具。液晶テレビは15型で、いつもはこのように後方に向けて設置してあります。
 就寝時用にバンクベッドより下の部分だけのカーテンを使用するため、「突っ張り棒」で吊るすようにしてあります。ベッド部分だけのカーテンは上段に隠れています。
 左端は入り口脇の収納です。工具・かさ・手袋・ほうき・スペアタイヤ操作棒等を入れてあります。

10  キッチン上部。右上端は移動した蛍光灯。ハロゲン灯などは消費電力が多いのでやや長い時間使用するときはこちらを利用します。そのすぐ左がハロゲン灯。その左は換気扇。これにも照明内蔵ですが、ここも白熱灯で15w×2です。
 ガスコンロ(耐熱ガラスカバー付)、シンク(混合シングルレバー水栓設置)、調理用品収納があります。

11  キッチン下部。ガスコンロの下は3ウェイ冷蔵庫(ガス・100V外部電源・12V走行時のみバッテリー電源)です。パワーアシストも付いていますのでサブバッテリーからの駆動も可能です。
 その右は調理関係収納引出し。黒いボタンのストッパが付いて、勝手に出てこないようになっています。その下のマジックテープで止めた蓋を開けると、給水管内の水抜き弁などがあります。
 さらに右は上部収納引出しとその下には飲料水系統のポリタンク収納部があります。
 下の赤丸はLPガス漏れ検知器です。

岩手/三陸の海を見下ろす稜線から。
 このあたりは鹿が多く生息しており、常に伸びる草を食んでいるため、
芝生の手入れをしたような気持の良い草原が広がっています。
この日はここで4時間ゆったりと、昼食・野草の鑑賞・蕨(わらび)取り・昼寝をしてすごしました。
その間だれもここを訪れる人はいませんでした。


森の中へ〜大きなシナの木と草原。キャンピングカーにはやはり都会の景色より自然の中が似合います。

機能美〜スポーツカーを格好いいと言う方は多くいます。でも私の目から見ると働く機能に徹した車のほうがカッコイイのです。バキュームカーの楕円形のタンクとホースの組み合わせなど、最高ですね。キャンピングカーも機能美のカタマリと思います。  向こうは早池峰山

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