テラからコルドへ

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A.  乗り換えは必要でしょうか
 十分に使いやすくなったテラ500メープルですが、今後の我が家の利用形態や諸状況に照らして、乗り換えを検討することにしました。
1. 就寝定員
 滅多なことでは5人以上が車内で宿泊することはないのですが、2年に一度でもそのような必要が出てきた場合、構造的に対応できなければその家のキャンピングカーとしてはふさわしくないということになります。
 テラの就寝定員は、バンクベッドに2人、ダイネットを展開増幅して3人となっています。しかしバンクベッドでの就寝はテラの場合には後方への引き出し延長が出来ない固定式の為、大人の身長では車体に対して横方向に寝るしかありません。その場合前端に近い部分では天井部分が低くなっていることもあり、人によっては圧迫感を感じて寝苦しく実用性に難があります。
 ダイネットシートを展開するのも意外と手間がかかります。特に補助マットを出して幅を広げるとなるとファスプシートの横スライド機能を使用しますので要領がわかりにくく時間がかかります。それにできればダイネットは夕食・朝食に使用しますので、通常の利用では組み替え無しで他の部分に寝ることができれば楽かなと思います。
 となると、車内設備レイアウトとしてはスライド式バンクベッドと、後部2段ベッドの組み合わせになります。2×5mキャブコンではカプリスが先駆となって、今では多くのモデルが発売されています。以降は比較検討の項に譲ります。


2. 安定性
 エルフ(ワイドでない)等の4ナンバー車ベースの車は、幅が1.7m以下です。「2×5m」キャブコンはその名の通り幅が2mくらいですので、単純計算で片側15pずつタイヤが奥に引っ込んでいることになります。このことによる弊害は高速道路などでの横風に極端に弱いという現象に現れます。またタイヤ交換も困難になります。
 ベース車に幅が2mくらいの1ナンバー車を使用すればいいのですが、一気に価格は上がってしまい、バンテックのクラス別で言えば「ベガ」相当で、ベース車の価格上昇分だけでも百数十万になると思われます。 そこで積載能力では1500kg程度でトレッド(タイヤの左右間隔)だけが広い車が望まれます。 そういう意味でカムロードはリアだけでもワイドトレッドになっているので理想に近い車ということになります。 
 リアダブルタイヤだと安定しているという説もありますが、タイヤ幅が片側2本分で大きくなる為リーフスプリングの左右間隔がシングルタイヤに比べて小さくなり、原理的にはローリングに弱くなります。その分を剛性でカバーする為乗り心地は悪くなります。キャンパーベースとしてはできればシングルタイヤのワイドトレッドが良いと思います。

3. パワー
 エルフ1.5t(旧型)ベース車はディーゼルの3100ccですが、高速道の登坂車線があるところではほとんどこちらへ逃げ込まないとダメです。 2tベース車もあるようですが(バンテックでは「クルーズ」系)、バッテリーが24Vになることと、ベース車価格が90万円ほどUPし、乗り心地も悪化するようですので、ちょっと考え込んでしまいます。 カムロードは2004年の前期までは4WDは3000ccのディーゼルで、カタログ上の最高出力もエルフより若干小さかったのですが、それ以降はエンジンが更新されて価格も12万円ほどupしたようですが、パワフルになったようですので価格とパワーのバランスで理想に一歩近づいたといえます。

4. 排ガス規制
 4WDはディーゼル車が多いのですが、平成8年の前期までの車(U−で始まる)は規制区域内への乗り入れが出来ません(排ガス浄化部品取付等の対策が出来ない)。同後期以降の車はある程度の費用負担で乗り入れが出来ます。しかし同じエンジンを使用していますので、排ガス対策車は出力を若干抑えてあります。
 今のところ岩手から茨城までしか行く用事はないのですが、将来的には埼玉や千葉方面にも足を伸ばして見たいものです。(でも首都高速だけは走りたくないけど)
 非対策車で乗り入れた場合に実際につかまるのかどうかわかりませんが、法の趣旨を尊重すれば、「捕まらなければいい」というわけにもいきません。

5. 故障率の増大
 このHP中ではあまりテラちゃんの故障については記載してきませんでしたが、寒冷地での使用が長かったこともあり、融雪剤による影響等で様々なトラブルが発生しました。
 まずはフレーム本体の錆ですが、部分的にはガサガサのまつぼっくり状になっていたりして、鋼材の厚みに影響してしまうと強度に不安が出てきます。対策には舶用の重防食塗料を重ねたりしましたが、結構深部まで錆ていたようです。
 錆は強度部材だけではなく、電装品のコネクタ内部にも影響しました。信号待ちで突然エンジンストップして自走不能になりました。マニュアル車なので、セルモーターでわき道まで移動させて燃料ポンプのエア抜きや燃料タンク負圧など点検しても異常なく、JAFを呼びましたが、燃料系の異常らしいことはわかっても私が実施した以上の点検はできず、具体的な修復必要箇所は発見できませんでした。結果、JAFで提携先の積載車(やや大型の)を再度呼んで近くの工場に搬入しました。遠隔地での故障でしたので高速バスを乗り継いで帰り、翌週受け取りに行きました。 故障原因は燃料ポンプの信号カプラ内部腐食で接触不良となり、停止指令が出たままの状態になったためでした。ディーラーでも噴射圧力の点検から始まって、異常個所の発見には難儀したようです。
 電装カプラではまたエンジン本体と車体側の間で充電系の異常を来たし、自宅までの約100kmを充電異常のまま帰ったことがあります。ディーゼル車なので通常走行では消費電力が少ない為に耐えられたようです。これも異常個所の発見に時間を要しました。またワイヤーハーネスの関連部分を交換すると材料費だけでも高額になるためカプラ部分を直結処理しました。
 オーバーヒートも2回起こしています。中でも2回目はサーモスタット付近のバイパスホースから漏れて、蒸気の熱で付近のファンベルトを切断し、高速道路走行中に突然全部の警告灯が点灯しました。PAに入るともうもうと蒸気で周りが見えません。補水しながら数十キロを走って高速を降りたところで、ブレーキ倍力装置の蓄圧を使い果たして大音響のブザーが鳴り響くとともに、ブレーキが今までの10分の1位の効き目になりました。ここでもJAFを呼びましたが、今回はレッカー車で、凍結路をチェーンをかけて10kmほど移動し、ディーラーへ持ち込みました。家族は最寄のJR駅から帰らせて、自分も対処後遅い列車で帰ることとなりました。
 ある程度の車の故障に対する知識はあるつもりなので、さほど動揺はしませんでしたが、やはり「安心して乗ることができない」ということは、車に乗る際の大きなマイナス要因です。

B.  乗り換えるとしたらどんな車に・・・?
1. 必要な条件は
@Aの項で記載しましたように、就寝定員の件がありますので後部2段ベッド、バンクベッド、ダイネット合わせて5〜6人の就寝定員が確保できること。 
A森の奥や冬の坂道を走ることが多いので4WDは必須。
B安定性のためにリアだけでもワイドトレッド
C排ガス規制については現在販売されている新車は全てクリアしているので特に留意の必要はなし
D予算は○○百万円以内。となるとやはり2×5mキャブコン以下。
Eパワーは今までよりは欲しい
FJAFを呼べる為のキャンピングカーにとっての重要な条件。それは車体重量(総重量ではない)が3000kg以下であることです。これでもやはり2×5mキャブコン以下。

2. ベース車選定
ハイエースは?
 200系ハイエースが出てからは、これをベースにしたキャンパーが多く出ていますので、一応検討の対象にしました。良い点は走行性能や乗り心地がかなり優れていることですが欠点もあります。
@「ワイド」は幅が1880ミリですが、これは車体外側の最大幅です。室内有効幅がこれくらいあれば横方向に寝ることが可能なのですが、室内幅はさらに小さくなりますので小柄な人でないと足を伸ばして寝られません。また横壁面の幅は上部に行くほど狭くなっていますので2段ベッドはますます窮屈になります。その結果室内レイアウトで2段ベッドを施す場合には縦方向の配列となり、他の設備の配置に無理があり効率的な配置が出来ません。
A車種構成でキャンピング用途に使えそうなものはスーパーロングになるのですが、全長がなんと5mから38センチもオーバーするものしかありません。各所の駐車場に停める際にやや支障が出てくるサイズです。
A窓の構造が単層のガラスであるため、断熱性に不安が残ります。
B構造上バンクベッドの設置が困難。就寝定員も2段ベッドを使用しても5人が限度と思われます。
 ライトキャブコンは?
 このクラスの多くは幅が1900ミリ前後なのでやはり横向き就寝が困難です。 リアのトレッドも4ナンバー枠のままです。 アトム405ではリア2段ベッドのバリエーションもあり、価格的にも機能的にもまあまあなのですが、4WDのエンジンはガソリン車しかありませんので、燃費を気にして利用率が下がるおそれがあります。せっかくのキャンパーなので気兼ねなく乗りたいと考えます。 またこのクラスでは給水タンクの容量が20L程度の場合が多く、すぐに使い果たしてしまいそうです。 以前乗っていたマンボウではタンク容量も50Lあって2Lディーゼルだったのですが、バンクベッドが無かった(ダイネット全体が2段ベッドにはなったが狭い)ので不便ではありました。 ベース車が750kg積みと1.5t積みでは車体の強度と信頼性に違いがありますのでできれば後者にしたいところです。
 以上のようなわけで結論はやはりカムロードディーゼル4WDベースということになります。ミッションがATではなくMTであれば申し分ないのですが。 というのは、燃費がよい、車輌価格が安い、エンジンブレーキが良く効く、パワーロスが少ない、思い通りのギア比が選べる、ダブルクラッチ・ヒールアンドトゥが使える・・・などと良いことがたくさんあるのですが(私、大型免許アリです)、世の中の流れは ATのようです。残念。

3. 具体的な車種選定
 カムロードベースで後部2段ベッドをレイアウトに持つ車種にもいろいろあります。ボディ構造(パネルとFRP一体)や内装素材、座席構成に違いがありますので希望に合うものがあるかを見ました。装備については大抵の物はオプションの選択で各社同じような状態に仕上げることは可能ですが、給水タンク容量が数十L以上という条件を満たす車種は多くありませんでした。具体的に何車かあげて、選定から漏れた理由を考えます。なおここに挙げた比較は、私の用途の基準に照らしたもので、各社の絶対的な優劣を比較したものではありませんのでご了承ください。

@ AtoZのアンソニーは、バンクベッドが拡張できないためテラと同じく横向きにしか寝られません。 2列目シートが前向きに設定できる点は良いが、対座時には間隔が狭くて足が干渉しそう。 サイドシートが無いのでダイネットには4人しか座れません。 エントランスは引き出し式ステップがあるものの、そのままではフロアレベルまで足がかりが無く、すばやく乗り込むことはできません。給水タンクは20L、冷蔵庫は40L。
A 東和のフレミッシュ、アネックスのカティルス〜 ボディの基本構造がパネルで真四角。単純な面で構成されている為スタイリッシュとは言えない。横風に対して接合面のRが小さいほど抵抗が大きくなり横転の危険が大きくなる。給水タンク容量は14L。冷蔵庫は40Lの1ウェイ。
B ナッツRVのネオクレソンワイドW〜 概ねよいのですが、リアベッドの片側が狭くなっているので左右どちら向きでも寝られるというわけにはいかない場合がありそう。左下がりの駐車ではやや困る。給水タンクは44L(OP時)、冷蔵庫は40Lの1ウェイのみ
C グローバルキング5.0WD〜 2列目を前向きに出来るも、サイドシートは無い。リアベッドは右側幅が狭くなっている。FFヒータ・サイドオーニング・バックモニタ等がOP扱いなのに本体価格はハイレベル。エントランスは引き出しステップをそのつど出さないと段差が大きすぎる。給水タンク容量は20L。冷蔵庫は40Lの1ウェイ。
D ロータスRVでは競合車種なし
E ヨコハマモーターセールスでも競合クラスで後部2段ベッド仕様はなし
F セキソーボディでも競合クラスなし
 まとめてみると、後部2段ベッド使用の車種では設備レイアウトがきつくなるため、給水タンク容量やガス設備にしわ寄せが行ってしまい、給水容量が20L以下であったり冷蔵庫が1wayのことが多くあります。これは経験上、連泊する場合には結構影響します。 この点バンテックの3車は合格です。
 シートがファスプで、前向きに出来ることは、大勢乗ってワインディングロードを行く時などは2列目の人が車酔いしにくいので良いのですが、対面配置にした時は向かいの人と足がぶつかります。ベッドメーキングもやや煩雑になります。迷うところですが2列目の下が大容量給水タンクにできるということで、固定対座を選択というところでしょうか。

 とりあえず何社かにカタログの請求をしたのですが、すぐに送られて来たのがバンテックでした。 中には送らずじまいのビルダーもありました。 またできれば現物を見て触って選定したいものです。当地で最も近いビルダーの展示場があるのは仙台のバンテックです。 その他は近くても関東近辺になります。ナッツRVもよさそうなのですが製造が西日本で神奈川の営業所が最寄のようです。
 一昨年の東北キャンピングカーショーに行って各社のブースを見学して回った経験からすると、無理なくまとめて高品質な感じがするのがバンテックで、今乗っているテラ500も同社製なので、その路線で行くことにしました。水周りの処理に不満は残りますが、自分で改造できる範囲と思われます。 金額的な面でも必要な装備をオプションでそろえた状態での定価比較ではバンテックは高くはありません。 値引率の実態はよくわからないのですが、価格交渉の詳細は後段に記載予定です。

 さて、バンテック仙台店に行ってみると現車が何台か展示してありました。レオ、レオバンクス、ジル520、コルドバンクス、JB490・・・のほかにトレーラーもあったかもしれません。
 一通り見ての感想は、バンクスではないレオが窓も広く、ゆったりしていて意外といい感じがしました・・・ですが上記のように就寝定員は大きくとれませんし、後部2段ベッドは当然ありません。外部収納も2段ベッドの下を使うことはできないので小さいものしかありません。現車をお得な価格で出してくれるということでしたが、今回テラから後継車へ変える大きな要件を満たすことができないので、外しました。 ジル520は内容的には良いのですが、駐車時の全長制限と価格が他より高くなるのでこれも外しました。

 残るのはレオバンクスとコルドバンクスです。両者の違いを見直してみました。(以下「バンクス」を省略)
@ ボディの基本構造はコルドのFRP成型に対し、レオでは軽合金フレームを内蔵するパネル構造です。性能面では大きな差は無いそうですが、部分的な破損等が発生した場合に後者ではパネル全体の更新に至り、修繕費用が高額になることがあるそうです。またデザイン的な自由度や曲線は前者の方が優れています。価格的には後者がやや安価にできます。
A 装備・オプションでは雑誌などにも書いてありますが、レオバンクスはほぼフル装備での価格設定に対し、コルドバンクスは最低限の装備にオプションを積み上げてゆく方式です。しかし同じビルダーですので装備面でほぼ同じ仕上がりにすることが可能です。その場合の価格はボディ構造の違い分でややコルドが高額になります。
B それ以外の違いを探してみました。
 コルドではキャンピングカーには珍しく3列目のシートベルトが3点式になっています(高い位置にアンカーが付いた)。チャイルドシートを安全に取り付けることを重視する場合には重要な選択肢です。
 後部2段ベッドの幅は、レオではやや狭くなっています。また下段ベッドを上げて車外から収納庫として使用する場合に、コルドでは大きく扉が開くのに対してレオでは本来の収納庫分しか開きません。 下段ベッドの窓はコルドでは車体右にもあるのに対してレオでは後部のみです。 上段ベッドの前側強度部材の高さ(厚み)はコルドの方が小さく作ってあり、下段の利用方法が広がります。
 マルチルームの外部扉はレオにはありません。コルドではテラの場合と違ってマルチルームの床付近から開きますので室内高いっぱいの長尺物を外から入れる場合には有効です。ただしこの場合にはオプションのC200型カセットトイレは高さがあって邪魔になりますので、ポータブルトイレのほうがよいと思われます。 同室の明り取りはコルドの横窓に対してレオは天井のベントです。
 着替えをする時などに気になるバンクベッドの高さは、コルドが625ミリに対してレオは575ミリです。ボディ構造の違いが現れたものと思いますが、50ミリの違いは結構大きいのではないでしょうか。

 以上のような検討結果から、やはり2×5mキャブコンでは最も設計年次が新しくて改良が進んでいる、コルドバンクスがいいかなということになりました。あとは予算内に納まるかどうかです。店を訪れたのが1月でしたので、「初売りお年玉・オプション○○円相当」を適用してもらって、次節のオプションや諸費用込みで予算内に納めることができたので、コルドバンクスに決定をしました。


C.. どのようなオプションが必要でしょうか
 これも使う人の利用形態や好みによるところが大きいのですが、カタログに記載の全オプション項目に対する検討経過です。 表中黒文字は選択したオプション、紺文字は選択しなかったもの
オプション項目 価格 採用
1 寒冷地仕様 34,650 34,650
 当地も一応寒冷地ですので、メインバッテリーもシングルからダブルへ。
2 サイクルキャリア(オムニスター3台積み) 55,650 - ×
 コルドの場合、後面は収納扉・窓・ラダー・カメラが干渉してうまく設置することは困難です。
3 リアクーラー(走行時) 134,440 134,400
 やはり夏にやや長時間人を乗せる場合も多くありますので必要です
4 ルーフBOX (Fiamma 400L) 72,450 - ×
 機能的には必要ですが、安価で質の良いものが他にもありそう
5 ルーフベントカバー(MaxxAirスモーク) 15,225 ×
 テラでは使用しないで間に合っていましたので、使用結果を見て決めることに。
6 ポーチライト(16W蛍光灯タイプ) 24,990 ×
 経験ではホームセンターやカーショップにある12Vの汎用蛍光灯の方が外のテーブル上など、好きなところに吊るしたりできてgoodでした。
7 F&R強化ショックアブソーバー(Rancho RS9000) 79,800 ×
 カムロードはそのままでキャンピング専用シャーシなので、たぶん必要ないので結果を見て検討。
8 サイドオーニング3M 92,400 92,400
 経験上、日よけ・小雨・夜露に有効です。安心感と雰囲気UPにも役立ってます
9 リアマッドガード 6,300 ×
 最近は泥濘地も少なく、雪の固着も頻度と影響を考えると不要。段差後退時にかみこみのおそれ。
10 マルチシェード(フロント3面) 12,390 ×
 設置・収納・保管の負担を考えるといりません。カーテンをしっかり閉められれば保温は十分。
11 生活給水設備(大型給水タンク78L) 79,800 79,800
 2〜3泊以上する際には水は多く必要です。
12 シートファブリック変更 128,000 ×
 現状のもので十分な質感があります。汚れ対策にカバーを作ることが必要か?
13 シャワーカーテン 12,800 ×
 シャワーはつける予定がありません。
14 オーディオリアスピーカー追加 26,250 -
 ダイネット部のDVD−液晶テレビとのバランスを考えて、設置場所も含めて決定予定。当初はなし。
15 オーディオ2スピーカー(カセットチューナー) 24,150 - ×
 別途MD・CD 2DINセンターを設置予定。ドアスピーカーは一応純正品が装着済みとのこと。
16 オーニングサイドタープM(snowpeak製) 44,800 ×
 悪天候や冬期には室内での食事になります
17 カセットトイレ(C-200) 97,650 97,650
 マルチルームの収納力を考えるとポータブルにして移動させたい。C200は高さがあり、大きすぎ。
18 エントランスステップ(マニュアル) 27,300 ×
 純正のままでさほど乗り降りに支障は無い
19 照明&ファン付きレンジフード. 44,100 ×
 バッテリーの負担が大きく、本格的な調理もウチではしないので、あまり使いません
20 DC冷蔵庫90L 133,350 ×
 長時間停車時、バッテリーだけに負担がかかり、他の電装品使用が制限されかねません。
21 3way冷蔵庫80L 159,600 159,600
 停車時はガスで、バッテリー残を気にせず安心して使用したい
22 ステンレス製2口コンロ 39,900 39,900
 冷蔵庫にガス設備を使用するので、コンロもカセットではなく常設に。
23 パワーインバーター1500W 113,400
24 パワーインバーター1500W(サイン波) 163,800 ×
 経験上、インバータは機種を選べば3万円程度のものでも電子レンジ使用可能です。
25 ツインサブバッテリー 29,400 29,400
 電子レンジを朝夕使って、夜間液晶テレビでDVD映画を見たりする場合は必要でした。
26 ツインバッテリー用大型充電器に変更(12A→25A新車時) 12,600 12,600
 長時間の停泊と短時間の移動でもサブバッテリーを効率よく充電して、すぐリカバリできるように
27 電子レンジ(ツインバッテリー、大型充電器とセット) 26,250
 ホームセンターなどで売っている6,000円程度の単機能品で十分。
28 温水設備(ボイラー&シャワー) 98,700 ×
 テラの改良説明のように、この種類のボイラーは非効率使うならガス瞬間湯沸かし器
29 LPGガスコンセント(ギャレー天板) 22,050 22,050
 瞬間湯沸かし器や炊飯器をつける可能性があります
30 ガス設備(LPGボンベ5kg ) 51,450 51,450
 冷蔵庫の駆動源などに使用。予備ボンベや自動切換え安定器は将来増設予定
31 追加アクリル二重窓(サイドシートの上) 61,950 ×
 これは実車の座席に乗ってみて視界を確認しました。助手席・ダイネット部ドア・キッチン横、それぞれに窓がありますので不要と判断しました。それに予備テーブルを上げるとこの窓は隠れます。
32 TVアンテナ/ダイバシティー 28,350 28,350
 後席用のテレビを設置予定ですので室内取り付けで設置することに。
33 ベット補助マット 36,750 ×
 実際に使ってみて判断予定。問題は不使用時の収納場所か
34 ルーフベント変更(MAXXFAN クリアスモーク) 56,700 ×
 純正品でも旧マンボウで使用した経験からするとgoodでした
35 増しリーフ 42,000 ×
 これもカムロードが本来キャンピング用なので、結果をみてから決定予定。
36 路肩灯(後部車輪周辺照明) 19,500 -
 これは必要と思いますが自分で工作予定です
37 汎用ルーフキャリア用ベースプレート取付 21,000 ×
 これも積載するボックス等の形状に合わせて制作予定です
38 ソーラー充電器130W(803×1248mm) 129,150 ×
 高価。夜間や曇天時は効果なし。夜に一番電気を使います。週イチ以上は通勤で充電します。
39 窒素ガスタイヤ充填(スペアタイヤを含む5本) 5,250 ×
 ホイール交換をする予定なので、GS等で実施予定。
40 Reimoパーツカタログ(英語版) 1,000
×
 見ても欲しくなると困るので見ないことに・・・
オプション選択品合計額 747,600
 
D.. あとから取り付けが必要なものは・・・
 ベース車輌のメーカーオプションや、バンテックでのオプション項目の他に、価格的な理由などで自分で調達する機器が多くあります。発注から納車まで約3ヶ月ありましたので、じっくりと検討しながら準備を進めました。それらの検討結果を見てゆきます。

1. タイヤ・ホイール
 4月の納車時には、行く先によっては冬タイヤが必要な時期です。規格は純正(195/70/15-106)と同等以上のロードインデックスのものであればよいのですが、扁平率と幅を調整しても、純正の外径から5ミリ以内の変更に収まるものがありませんでした。特に純正以外のサイズを選定する理由もありませんので、同じサイズとしました。
 純正のホイールは冬用にして、夏用にはアルミホイールで適当なものがないか探しました。完全合致が必要な項目は穴数・PCDですが、タイヤサイズも決まったので径は15、幅はメーカーの適合表から6.5ではなく6.0のもの。オフセットは10ミリ以内の変化に収まるものを目指しました。 もう一つ重要な項目があります。ホイールの耐荷重です。 カムロードのシャシー許容限度がリアで1850kgですので2分の1では925kgになります。 JWL−T規格の955kg対応でもなんとか間に合うかもしれませんが、左右の不均等や後部に過負荷がかかる可能性が大きいこともあり、某タイヤショップのススメで990kg規格のものから選びました。 以上を総合するとpcd139.7-6穴-15in-off+30程度-6J-990kg対応 という条件になります。しかもできればあまり高額でないもの(4本で3万円台以下)を目指しました。 以上全ての条件を満たして現在市販されているものでは次の3種類のみでした。 キーラーフィールド  スティングアルファ  ウィンズナー。これらはハイエースの200系用に開発されたもののようですが、カムロードにも適合します。
 このうちウィンズナーを購入して裏側の鋳出し文字をみたところ、なんと955kgの文字が!早速店やメーカーに問い合わせたところ、このサイズについては製造は990kgで行っているのはまちがいないとのことではありました。イマイチすっきりしませんが、今後購入される方は事前に言質を取っておくのがよいかもしれません。  

2. カーナビゲーション
 やはり遠くへ出かけるときにはとても役に立ちますので適切なものを探しました。 
@ DVDかHDDか〜 機能的な違いは音楽や動画を取り込めるかというくらいで、ナビ機能をみると、表示スピードに若干違いがあるようですが本質的な違いがありません。地図データはどちらもダブルレイヤーのDVDから取り込みますので8.4G程度のデータ量です。価格との対比でDVDナビから選ぶことにしました。
A ディスプレイの設置方式〜 ポータブル・インダッシュ・オンダッシュの3種類があります。インダッシュは車輌のインパネ配置がうまく適合すればよいのですが、カムロードの場合は3DINの取り付けスペースの上に送風吹き出し口がありますので不適切です。 ポータブルは本体とディスプレイがくっついていますので、設置場所によっては運転席からの視野の妨げになる面積が大きくなります。 オンダッシュ方式で行くことにしました。
B 欲しい機能〜 後部にもテレビを付けるのですが、そこにもナビ画面が表示できると、乗っている人も状況を知ることが出来て飽きません。 その枠をはめて過去の機種を含めて比較してみると、最新型では対応機が少ない為、少し発売年次の古いものから選びました。
 ケンウッドを試してみましたが、3D表示が出来るスケールが25mだけでした。パナソニックでは100〜25mスケールで3Dに対応していましたのでCN-DV155FDに落ち着きました。

3. テレビ
 録りためたビデオや日ごろなかなか見る機会のない映画を夜長に楽しんだり、長距離の移動で後席の人が飽きないようにナビ画面やビデオに活用します。 10型を超えるとブラウン管方式では奥行きの大きさが支障になりますのでテラの時と同様に液晶の15インチ以上を探しました。まだ地上デジタル対応は高額なのでアナログ液晶にしました。 選定要件には次のようなものがありました。
@ できれば12v駆動可能〜 インバーターを通すと多少なりとも損失が発生する為
A 映像出力端子を持つこと〜 ダイバーシティアンテナを用意しても、何らかの形で受信状態を出力できないと役に立ちません。
B BS(アナログ)チューナー内蔵〜 山間部でのキャンプでは地上放送が受信できないのでニュースを見たい時などに活用
C 画面はなるべく大きく、価格はなるべく安く
 全条件を満たすことは出来なかったので、@の電源だけはインバーター使用の100Vで我慢することに。20型の東芝製が新品で4万円台半ばで手に入りました。

4. 後席用音響設備
 DVD・音楽CD・mp3を記録したCDを再生できるプレーヤー機能、テレビ音声を再生する為の外部入力・100w程度のパワーアンプ・サブウーファ信号の出力等の機能を持ったアンプ部、全体がコンパクトに収まるもの。 以前は無かったのですがカーオーディオの一分野として「DVDレシーバー」というのがありました。電源も直接12Vから取れます。各社比較したところ、JVC(日本ビクター)のKD-DV6100-Sが2万円台後半でした。5100型もありますがサブウーファ出力が付いていません。 映画を見る時はサブウーファの迫力がすごく効きます!
 スピーカーは長男から譲り受けたイクリプスの密閉型ボックススピーカーとコンパクトサブウーファを試してみる予定です。

5. オーディオ
 ソースにはカセット・MD・CDなどがありますが、まだMDの資産も多く持っていますのでMDとCDの2DINユニット。 リモコンはキーボードを見ないで操作できるもの。 今持っているmp3再生対応のCDチェンジャーがSONY製ですので、それをコントロールできるユニットを探すと、ハイバンドヤイヤレスリモコン対応の製品は現在は販売されておらず、中古品から程度の良いものを選んで8000円ほどで手に入りました。 コルディのスピーカーはドアに10cmのシングルコーンが付いているだけですので、サブウーファとスーパートゥイータで補強することにしました。

6. 電子レンジ
 機種の選定にあたっての絶対条件は、容量を含めたインバータとの相性と、収納場所に収まる大きさであることです。出力は500w、大きさはw470・d315・h310に入ること。 これらの条件に当てはまるものは多くありませんでした。国産の製品はオーブンを含めた高機能化や大容量化が進んで大きいものしかありません。 なんとか某ショップで見つけることが出来ました。

以降の取り付け品についてはコルドバンクスのページに随時掲載予定です。
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