五葉山の自然
 北上高地 みどりの回廊 その南端に位置し、釜石市・大船渡市・三陸町にまたがる五葉山は、標高がさして高いわけでもなく、山容が険しい山でもない。しかしその奥深い原生林は、山中をさまよう者の安らぎの場として心を捉えて離さない。ガイドブック等に紹介されているコースのみを往復して平凡な山だと評するのはもったいない。ここに紹介するのは数十年前に廃道になったコースを含む、あまり人が通らない道を、筆者と高校時代の山友達の2人で歩いたときの画像です。
その1
 出発点は住田町中そねから4キロほどの車道林道の終点。町で整備した森林浴のコースに沿ってのんびり足慣らしをして行きます。
 木の葉のささやきが聞こえます…
 湧き水の辺りもコケのじゅうたんが主役です
 時折振り返って周りの緑を楽しみましょう。
 気が付くと雄大積雲一歩手前の雲。この雲が下界で大変ないたずらをしているとは思いもよりませんでした。
昔営林署の小屋があったところに立派なあすなろ山荘が建っています。
 足元には苔むした倒木
 コースは昔ジープが通った道。時折横切る渓流が涼をさそう。
 山荘を後に,やや急な斜面を,稜線に向けて進む。標高差約500メートル
稜線が近づいてきて木漏れ日が多くなってきました
 林床の笹とダケカンバ、植生が変わってきました。
 2時間近い登りでやっと稜線に出ました。五葉山の頂上方面が望まれます。
楢の木平コースへ