初日は森吉山の東麓にある親子ふれあいオートキャンプ場までの移動だけです。東北自動車道を北上して、ナビの案内に逆らって、鹿角市から大葛へ抜け、クマゲラエコーラインを経由して、太平湖のレストハウスまでやってきました。こちらからは湖面と森吉山頂方面を望むことが出来ます。湖面には大雨の名残か、流木が多く浮かんでいました。 | |
今回はこちらのキャンプ場自体が目的地で、ビジターセンターや渓流などは省略です。夏の三連休初日なのでこれまでに無くやってきている車が多く居ました・・・といっても、10台くらいでしょうか。収容総数は数十台以上でそれぞれにテントを張る芝地がゆとりを持った間隔で広がっていますので、まだまだ閑散とした感じです。水洗トイレのあるサニタリー棟もあって、見晴らしもよく、これで無料なのが申し訳ないです。 夕焼けを眺めながらビールをいただき、森の中を散策します。近くのサイトで男性が一人でテントを立てられずに四苦八苦していましたのでお手伝いをしてきました。 |
|
夜中に少し雨が降りましたが、キャンピングカーでは快適に過ごすことができます。翌朝は阿仁前田の駅前に移動して、少しでも地元で消費します。朝八時からやっている丸伊というスーパーで今夜のビールのつまみや山に登った祭の昼食などを購入します。 駅前には過去の水害時の到達水位2.1mを示す標識があります。ちょうどそのときにもキャンプに来ていましたが、強い雨を警戒して未明に降りてきて難を逃れたのでした。その経過はこちらにあります。 9時からの森吉山登山リフト(ゴンドラ)運行にあわせて乗り場に向かいました。 |
|
リフト乗り場に着きましたが小雨が降っています。案内表示を見ますと、山頂駅の天候は雨で視界150mです。本格装備をした人たちがそれでも次々とゴンドラに乗り込んで頂上に向かって行きますが、ウチのパーティは軟弱なので、天気が回復しなければムリに上らなくてもいいやということで、しばらく待った後にあきらめて次に向かいました。 |
|
北秋田市の阿仁庁舎の前を通ると朝市が開かれていました。以前にテレビで冬でも市が開かれてにぎわっている様子を見ていましたが、たまたま日曜の朝にとおりかかることができてラッキーでした。少し前におかず類を買ってしまったので、残念ながら秋田のおいしい漬物は買いませんでしたが、さくらんぼが1箱(カップだと4個分くらい)で500円でしたのでお土産に買ってきました。 |
|
露熊山峡というところへ山道を往復したあと、道の駅あに に寄って昼食と少し昼寝タイムとします。天気はやはり雨がふったりやんだりの状態です。近くに せせらぎ温泉 という入浴施設があったはずなのですが案内板が見当たりません。周囲を良く探してみたら、建物はあるものの廃業していました。20年ぶりくらいに入ろうかと思ったのですが残念でした。 |
|
秋田駒ケ岳の麓、田沢湖高原にある拠点、アルパこまくさ にやってきました。 館内にある温泉に入った後、観光と防災の展示施設をゆっくりと見て回ります。いつも忙しく通り過ぎるだけなので有効な時間の使い方が出来ました。 以前は国民宿舎駒草荘が建っていた場所で、泊まったこともありましたが、今は登山バスと駐車場の乗り換え拠点と入浴・食事・展示・トイレ等の施設があります。 |
|
この日は田沢湖を見下ろせるこの駐車場で一泊としました。もし翌朝晴れていたら、自家用車の通行規制が始まる朝5時30分より前に8合目駐車場を目指して上る予定です。予報では雨マークがあってあまり期待できません。 |
|
いつもの習慣で明るくなった4時頃に外の様子を見ました。駐車場より上のほうは厚い雲に覆われていたのでまた布団にもぐりこみました。そして5時半近くにまた起き出して外を見ると・・・なんと!晴れて頂上まで見えているではありませんか。 自家用車で向かうことはあきらめて、また雨が降り出す前に登ろうと、始発のバス(6:01発)に乗り込みました。 |
|
8合目駐車場にはいっぱいではありませんが、夜の間に上がってきた車が相当数止まっていました。 |
|
一般的なコースである新道から分かれて旧道に入ります。警告板があって熊が出るとか崩落とか迷いやすいとか書いてあります。たしかに通ったことのない、老若男女の団体が入れば危険かもしれませんが、毎回こちらのコースを普通に通っている者から見ると、他のメジャーでない山域に比べて特に危ないという感じではありません。自己責任(道の整備や案内標識の落ち度のせいにしない)で通過する分には大丈夫な範囲と思います。 下の写真で左奥の灰色の峰を越えて上ってくるのですが、沢沿いのコースでは下に見える雪渓・スノーブリッジが、右の斜面をトラバースしてくると砂礫滑落が危険といえば危険です。 |
|
秋田駒ケ岳北部カルデラの斜面を登りきると平らなお花畑と木道に出ます。雪渓を少し上って避難小屋とトイレへでます。 これまでに10回近く登っているかと思いますが、男岳へは行ったことがあっても、男女(おなめ)岳へは行ったことがありませんでした。今回は天候もイマイチで、ムーミン谷へ回ることも省略になりそうなので、この男女岳に今回は登ってみました。 ↓ 男女岳頂上から見た男岳と北側の晴れ間 |
|
↓阿弥陀池と男岳へ続く峰(左奥)、ROで男女岳からの雌岳 | |
今回初めて気が付いたのですが、避難小屋の近くの南側に湧き水があります。 横岳へ向かい、北側の焼森を経由して八合目へ戻るコースをとります。途中には石楠花がたくさん咲いています。ピンクと白の花があります。黄花石楠花というのもあるようですが、まだ見たことがありません。 |
|
黒い砂礫地に入ると駒草がたくさん生えています。 空模様は流動的で、山頂が見え隠れしたり、雨も降ったり止んだりです。雨具も着たり脱いだりです。なぜか着ると雨は上がって、脱ぐとまた降ってきます。なんとかひどく濡れることなく8合目のバス乗り場まで戻ってきました。 |
|