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掲載期間 2019.4.15〜2019.12.19

2019.12.19 仙華園のタコ丼
 陸前高田市までは、三陸自動車道が繋がりましたので、わが家からは40分程度で行くことが出来ます。旧市街地が平地の海沿いで標高が低い部分が広大であったために、津波では大きな被害を受けました。現在は近くの山を切り崩して巨大なベルトコンベアで運び、地盤を高くして新しい町並みが現れつつあります。

 左写真は砂浜が高田松原、その左端が建設中の河口水門、上方奥の山は室根山(多分)です。

 実は高田は山も入江も豊富で結構複雑な地形をしています。市民の森にある展望台からは遠く牡鹿半島の先の金華山(島)まで見えます。下の写真では目いっぱい補正をかけて見えるようにしていますが、中央の三角が金華山でその右が牡鹿半島です。
 地元の銀行に口座を持っている人に、記念品で食器、又は〇〇ぎんパスポートという冊子をくれています。お皿は余っているので、後者をいただいてきました。知らない食堂や温泉などが結構あるので、パスポート巡りで食べ歩いています。
 高田には「仙華園」というお店が載っていましたので立ち寄ってみました。パスポートで700円以上のメニューが200円引き!です。
 国道沿いで、ドライブイン的な雰囲気と思いきや、中は広くて窓越しに眺望が利きます。窓際のカウンター席に座ってメニューを見ると色々おいしそうなものが沢山あります!
 暖かい麺類として、塩担々麺。オリジナルメニューとして「タコ丼」をいただきます。ググると結構有名らしいです。普通の煮たタコと、てんぷらにしたものが5個ずつ載っていて、最初塩分が気になったのですが、タレも味わいがあるけど濃すぎないバランスです。下写真はメニュー見開き、右下は私が食べたもののアップです。上方の麺状のものは玉子です。丼物にも各種ありますが、タコ丼は初めてで、おいしかったです。クレープやパフェ類もあるので次回楽しみです。 …が普通のメニューをいただくと、私たちにはやっと食べきれるくらいのボリュームなので作戦が必要です。
 

2019.12.12 山田町鮭祭り (取材は12/8)
 三陸沿岸を走っていた山田線の名称の元になる山田町ですが、現在は震災復旧後に三陸鉄道(第三セクター)となって運行を始め、2019の大雨で走行地盤等が流されて不通・復旧作業中です。
 昔に釜石市から東京へ鉄路で出るには、終戦後でも釜石線は未開通で、山田線を経由して行っていたようです。歴史のある路線ですが盛岡宮古間の土砂崩れによる長期間不通など、災害は容赦なくやってきます。 また開通して活躍してくれることを願っています。

 さて、初めて山田町の魚市場で行われている鮭祭りに行ってみました。ちょうど三陸沿岸に広く分布する郷土芸能の虎舞が演舞されているところです。
 鮭祭りとはいっても、今年は特に不漁で、隣の大槌町の鮭祭りでは 鮭のつかみ取りの実施は断念されたようです。山田町ではプールが設置されて何とか実施されたようです。
 全天候型の作業場の中には、海の幸がたくさんで目移りしますが、二人で食べきれてふだんあまり味わうことのない、あまり高額でない、おいしそうな物を購入して、少し早いのですが車に持ち帰って昼食にします。、
 購入したのは、ホタテの串焼きとホヤの串焼き。ホタテは3個でホヤは4切で350円です。岩泉炭鉱ホルモンもいい匂いです。青物はサンマ寿司で、サバ寿司等と同様に酢で十分にしめてあって美味です。牡蠣カレーもうまいです。(がご飯がやや失敗していました)
 食後に小谷鳥海岸に移動して、陽だまりの砂利浜でしばらく昼寝休憩した跡、また思い立ってそろそろ閉店間際なので値引きしているかな?ということで戻って、ムール貝(当地ではシュウリという。ムラサキイガイとも呼ばれる)をお土産に買います。これは値引きなしでしたが、剥いた牡蠣は20個入りで600円が400円にしてもらうことが出来ましたので、それぞれ2袋ずつ購入しました。
 上と右の写真は、魚市場の近くで干してあった、干しアワビ(干鮑)です。アワビも不漁と聞いていましたがある所にはあるようです。驚いたのはその数です。数えると一本の紐に12個。これを12本木にぶら下げて1本、それをパイプの枠に12本並べてあり、さらにパイプ枠は上下2段構成。このパイプ枠がここでは8台並んでいました。
 …ということは、鮑の総数は、
 
 12個×12本×12本×2段×8台 = 27,648個 となります!

 中国料理での高級食材とのことですが、仮に干す前の生で1個1,000円と仮定すると…後の計算は読者様にお願いします。不漁でもっと単価は高いはずですし、干した後の単価は多分数倍〜10倍くらいになると聞いたことがあります。(20倍とも?)
 
 目の保養になりました。でも私的にはアワビは生がいいです。としろもたべたいし。

2019.10.17 五輪峠と種山高原
 種山高原へは、わが家から自家用車で現在の道路事情で1時間ほどで行くことが出来ますが、初めて行ったのは遠野駅からバスに乗り、乗り継ぎと徒歩で、何時間かかったか忘れるくらい遠い道のりでした。
 遠野駅をスタートとした場合、今から50年近く前の昭和46年頃には、江刺市の米里・人首(ひとかべ)まで行くには直通のバスがあり、五輪峠を越えるのが最短のコースでした。そこから姥石峠の西側麓まで行くバスに乗り換え、終点から姥石峠までは徒歩で種山高原キャンプ場(当時。今の牧場管理事務所のあたりにあった)行きました。

 少しわかりにくいのですが、左下の地図は現在の最短コースを検索したところです。右下は、50年前に私がたどったコースです。おそらく当時は107号国道の田瀬湖に架かる橋がまだなかったために曲がりくねった五輪峠を越えたものと思います。

 ←左写真の左奥が五輪峠で、わき道に入ると五輪の塔があります。
 遠野市の小友町から曲がりくねった道を上り詰めた峠には国境の標識と、宮沢賢治の五輪峠を詠った詩やこの地とのかかわりについての解説板が何枚かあります。ここへ来たのは多分4回目ですが、次第に木立が高くなって、江刺の里を見通せる範囲は狭くなったようjに感じます。初回来た時には曲がりくねった道はずっと下の先の方まで見通しが利いて、車が通った後はしばらくは土埃が舞って、次第に薄れるという状態でした。
 
 種山高原は、住田町と奥州市にまたがっていますが、観光施設面での協力はあまりないらしく、入浴施設は以前は両側にありました。住田の施設(左上写真)は現在は入浴は休止となっていて展望・休憩・トイレなどが利用できます。その施設前の駐車場から種山の頂上方面と、奥州市側の星座の森方面へ、網の目のように遊歩道が張り巡らされています。
 この日は頂上方面を目指して歩き始めますが、監視小屋?に近づいたあたりで少し雨粒が落ちてきました。
 頂上まで行くのはやめて、道しるべを参考にして、ショートカットして水辺の広場方面へ向かいます。あまりアップダウンは無くて、踏み跡を見失うなどの危険も少なく、快適な森の中の道を行きます。
 こちらには利用可能なトイレの他、施錠されていない休憩室があります。おそらくすぐ前を管理車道が通っているため、目が行き届くので開放してあるのだと思われます。人気(ひとけ)のない施設は私には好都合で大好きなのですが、設置している団体にとっては収益が上がらなくて財政負担になっているのかもしれません。
 一度道の駅に戻って昼食にします。こちらでは買い物に立ち寄ることは多いのですが、食堂の利用は初めてです。辛みそラーメンと住田丼(豚肉)です。どちらも美味しいのですが、高血圧患者としては摂取食塩相当量が少し気になります。
 空腹が満たされたところで、奥州市側へ回り、種山少年自然の家があったところに向かいます。途中には冬季は積雪が深いために閉鎖になりますが、コテージや入浴施設を備えた「星座の森」やキャンプ場・イベント広場もあります。先ほど歩いた遊歩道も網の目のようにこの広場へも繋がっています。

 ←写真は自然の家跡から星座の森を遠望したところです。右奥の丘のほうには立石と「牧歌」が刻まれた石碑があります。今回は日帰りでそこには立ち寄りません。
 自然の家跡は舗装面が広がっていますが、これといった用途は無いようです。この広場から種山(物見山)の頂上までは600mほどの緩やかな遊歩道を進むと到達できます。先日の雨で流されてきた山梨が集まっていました。
 モナドノック(残丘)と表現されていますが、種山全体を指すのか、この岩稜をさすのかよくわかりませんが、頂上への途中に見晴らし台のような岩場があります。
 サッカーボールのようなドームを載せた建物が見えてきました。側面にはデーター通信用らしいアンテナもあります。岩手県の南部全域の雨雲等を捉えるレーダーと聞いています。もちろん50年前にはありませんでしたが、現在はこのドームが種山の最高地点になっているようです。 でも種山の三角点に立つと、意外に気にならない場所に建てられています。
 頂上からは東に五葉山、北に早池峰、北北西に岩手山が見える・・・はずですが、遠方は雲に隠れて山座同定は困難でした。でもこれまで見なかった方向に放牧されている、多分牛さんたちがいるのを見つけました。最近の北上高地にある放牧エリアは、実際には牛がいない所も多くなっているので貴重です。

 〜種山が原の雲の中で刈った草は・・・雲に持ってがれで無ぐなる

 霧の中で草原の広がりを想像するのも趣がありますが、晴天の空を流れる雲と光る高原を、ぐるぐる回りながら見渡すのも面白いです。
 種山・完

2019.10.19 秋に咲く花?
 平地でも紅葉が忍び寄ってきました。暖房器具を引っ張り出して来て、洗濯物の室内干し兼用で温めています。ですが、ウチの隣にあるツツジは今年二度目の花盛りです。数輪咲く程度ならよくあるのですが、こんなに目いっぱい咲くのは珍しいです。
 こちらはわが家ですが、もうとっくに朝顔の季節は終わって、絡まったツルを取り外してきれいにしたのですが、この株だけは朝から夕方まできれいな花を付けて(写真でしぼんでいる花は前日のもので撮影は午後)、ツルも元気で葉は青々としています。近くに自生している物から出た種の中でも、特に秋の気候に適した変化をしているようです。
 この金魚草(下写真)も、一時夏の終わりころにそろそろ今年の花期は終わりかなと思っていたらまた元気が出てきました。この株も近くの鉢からこぼれた種から自生を始めたようです。砂利の隙間で環境も良くないはずですが、たくましくて、きれいというのは良いです。あと半月もすると初雪が舞うかもしれません。

2019.09.25〜27 初秋の札幌
 これまでに北海道へは数回渡ったことがありますが、個人観光旅行ではフェリーで車ごと渡り、用務があった時には青函トンネルを通って、函館と苫小牧へ行きました。
 今回は3.11の教訓となるような事項をお伝えする用務でしたが、空路で行ってみました。場所は札幌でしたので新千歳空港経由で前後泊の日程です。
 午前に到着しましたので。夕刻のチェックインまで時間があります。訪問先地元で多少なりともお金が使われるように、またその区域を良く知るように努めることにしています。これまでの北海道旅行では、北海道=自然を中心とした観光 というイメージで、札幌という大都市(人口190万人とのこと)の中には入ったことがありませんでした。

 ←空港国内線ビル4階から
 空港から定期観光兼用で支笏湖経由札幌行きのバスが14時過ぎにあって予約してありますので、それまでの時間は空港内で過ごします。
 国内線の一階は到着・出口で、二階は出発口とショップがたくさん。3階は飲食店街、4階には温泉と映画館などがあります。最初に土産物を選んでショップから発送したあと、昼食にします。北海道はラーメンも美味しいというイメージですが、当然店ごとに違いがありますので、今回は2食いただきましたが、一食目は麺が固く太くスープも全部飲みたくなるようでもなく、具も蟹はダシが抜けたような感じで、イマイチでした。そのあと映画を一本観てバスに乗ります。支笏湖の近くでは、丸山遠見や苔の洞門を見た記憶がありますが、湖畔散策は初めてかもしれません。風が強いため観光船には乗ることが出来ませんでした。修学旅行の高校生?がたくさんやってきています。遠くの樽前山の山容が面白いので、いつか登ってみたいものです。(右写真)
 二日目は、用務が午後からですので、午前の定期観光バスに乗ります。宿がすすきのでしたので見学を兼ねて街の中を歩いてバスターミナルのある札幌駅に向かいます。札幌の街路はバスガイドさんの説明にありましたが、京都のように番号が付けられていて碁盤の目のような構成なので迷いにくい構成になっています。でも徒歩で進んでみると、大きな年なので信号の変わるのが長く、通り自体の幅も大きいので時間がかかります。信号が青なので渡って、次の通りの信号にたどり着くと、ちょうど赤になったばかりでしばらく待つ、ということを何度も繰り返して、到着が予想より遅れて、バスの出発ギリギリになってしまいました。
 時計台(上写真)はガイドさんの説明では北海道の三大ガッカリ観光地ということですが、これだけの都市化の中ではやむを得ないのでしょう。 大倉山のジャンプ台(右上写真)の上にもリフトで上がってみました。間近で見るのは初めてですが、こんなところを100mも飛んでく(=落ちてく)なんてすごいです。右の段々は観客席なのだそうです。クラーク博士の像(右写真)の前では次々にやってくる観光客(多分中国系)の人たちが列をなして、博士と同じポーズをとって写真に収まっています。
 バスを降りて大通公園のベンチで昼食をとっていると、こちらでもラグビーワールドカップのファンゾーン(下写真)が設置されていて大画面で試合が流れていました。でもなぜか解説音声が英語でした。会場に入るにはボディチェックが必要でトイレは仮設のようです。
 このあと地下鉄に乗って二駅ほどの用務先に向かいました。 震災対応についてのお話で全国各地を回りましたが、次第に記憶は薄れつつあることを感じます。でも北海道では近年も災害が続いていることもあり緊迫感をもって聞いていただきました。
 上はホテルの朝食ですが、最近は朝食(バイキング・ビュッフェ形式)の充実したホテルが増えてきているということで、今回の予約時にもサイトでその充実ぶりを選択肢としました。朝食会場をくまなく撮影するわけにはいきませんので、二日目の朝も飽きずにたっぷりと盛って来たもの、ほんの一部の写真です。味も良くて大満足です。 例として飲み物は8〜10種類、サラダは8種類、そのほか定番の納豆・卵・海苔や、カレー、パン類、おかゆ、汁物もホタテの澄ましと野菜味噌汁、塩辛・タラコ、デザートはヨーグルトと生クリームも、等々覚えきれません。この朝食単独での料金は1,380円とのことでしたが、昼や夜にこれを出すお店が近くにあったら、しょっちゅう通いそうです。
 空路の楽しみは景色です。往路は太平洋側下北半島を眺めましたが、帰路は西向きです。左写真の右上は羊蹄山、その下は洞爺湖、左は内浦湾です。
 今回も用務がてらですが、充実した旅をすることができました。

2019.06.13 和山高原の春   
 人里では躑躅の季節は過ぎて、サツキが満開ですが、標高800m余りの和山高原ではレンゲツツジが見頃です。
 以前には冬期にクロスカントリースキーを履いて周回してみたことなどありましたが、しばらく行っていませんでしたので、梅雨入り直前の高原を楽しみます。
 場所はこちらです。牧場の一部に牛が放牧されていますが、今も立っているサイロを使ったような大規模な牧場経営はされていないようでした。風力発電の風車が近く・遠く、ゆっくりとまわっています。下の写真は東方、大槌町の新山高原に並ぶ風車群です。確認しにくいのですがご了承ください。
 この場所で1986年(昭和61年)と翌年の夏に「アクティブヒル・和山フェスティバル」というイベントがありました。全て仮設でステージなどを作り、みんなテント泊で、自衛隊の協力もいただきました。私も夜の部のフォークダンスを担当してみんなで何曲か輪を作ったのでした。

 あれから三十余年を経過して、現地周辺には桜の植樹がされています。
 「和山のシナの木」は、以前は草原の中にあったのですが、現在はうっそうとした木立の中にあります。 荒川高原などにもシナの古木はありますが、何百年と周囲の人間の営みの変化を見てきているのでしょう。
 遠野側に少し進むと、そばの花が沢山咲いています。また雪上車や機材倉庫がありましたが、多分風力発電の冬季点検保守作業用だと思います。

 向こうに早池峰山とその手前の薬師岳を望む草原を経たあと、界木(さかいき)峠を経て人里に戻ってきました。
 そしておなかが減って来たので、橋野食堂でちゅうしょくをいただきます。二人で、ラーメンと、肉みそうどんをいただきました。どちらも食べ終わったあとに、もっとスープをいただきたいという味です。よくフードコートのラーメンなどでは最初はおいしく感じても最後の方になると少し飽きた感覚がでるようだと、私的には低評価になります。こちらは隠れた名店だと思います。
 実はこちらには50年ほど前、中学生の頃にもお世話になったことがあります。自転車で現在は世界遺産になっている青ノ木高炉跡まで、冬に行ったのですが、防寒具が不十分ですっかり凍えてしまいました。帰りにこちらでラーメンをいただいて息を吹き返しました。往復80kmほどあるようですが、よくやったというか無謀に近いですね。
 今はのどかで幸せな和山高原でした。

 

2019.06.06 イチゴの季節
 梅雨入り前のあたりから2・3週間、わが家ではイチゴが食べ放題の季節になります。裏庭に自生しているイチゴがたくさんの実を付けてくれます。一日の収穫量とすれば市販パックに朝夕一つずつくらい、計2パック採れます。
 色や形はあまり良くありませんが、適度な酸味があって、実も柔らかいのでイチゴミルクにして食べるのには最高です。某道の駅で売っていた紅ほっぺという高級品種のイチゴと食べ比べたのですが、そちらは色と形と大きさは最高なのですが、味と香りはたいして良くありませんでした。イチゴミルクにしても適度な酸味が無くパッとしません。
 うちのイチゴは元は側溝のふたの隙間に自生していた「ど根性イチゴ」ですが、一部を抜き取って庭の隅に植えたところ、繁殖力たくましく広がってくれました。毎年この時期は夢のようなタダで食べ放題が続きます。
 そしてこちらはわが家のもう一つの名産、キウイフルーツです。雌株二本と雄株1本を植えてありますが、この時期に開花するので受粉作業をします。左の二輪が雌花、右上が雄花です。雄花を摘み取ってめしべにくるくると回して花粉を付けてあげます。
 これまで最高で600個近く収穫したことがありますが、数が多いと粒が小さくなりますので間引きが必要です。今年は花が咲く前に蕾の段階でだいぶ数を抑えました。大粒のキウイが食べられるのを期待しています。
 無花果(イチジク)は、昨年は1個だけの収穫でしたが、今年はもっと期待できそうです。
 左下写真の行者ニンニクは食べごろを過ぎて花を咲かせています。このあと葉は枯れて長い睡眠時期になりますが、たまに種が飛ぶのか、別のところから新株が出てきたりします。
 下は都忘れの花です。もっと背の低くて色の濃い品種も植えていますが、キク科(?)の中では控えめで好きな花です。花弁があまりたくさんあって「豪華さを競う」ような菊は、はっきり言って嫌いです。太田裕美の歌で「都忘れ」という曲がありました。40年以上前の曲ですが、あのアルバムは今でもたまに聞きます。

 夏にかけて実や花でにぎやかになります。

2019.05.23 徳仙丈山のつつじ (掲載は24日)
 北上高地の南部、気仙沼市の郊外に徳仙丈山というつつじで有名な山があります。近くの室根山には行ったことがありましたが、日本一ともいわれるこちらの群落を、ちょど良い時期に見ることが出来ました。
 平日にもかかわらず、山中の駐車場にはたくさんの車がやってきています。
 少しだけ樹林の中をあるくと、つつじ街道が開けます。群生密度もさることながら、木の大きさがすごいです。背丈より大きいのが普通です。
 花の時期的には、登山口で少し花が落ち始めていますが、頂上にかけては見頃が続きます。大部分が山躑躅(だとおもいます)ですが、中にはレンゲツツジもあります。
 遠近の木立の間を行くので、久々に3Dコーナーに使える写真をアップしますのでご覧ください。
 3D画像の見方についてはこちらのページをご覧ください。
 登りは最短コースで頂上にやってきました。頂上は三角点のある最高峰と、30mほど離れた石の祠があるピークの双耳峰になっています。(右下写真)
 下の写真は本吉登山口方面です。
 頂上からは気仙沼湾も見渡せます。左写真で右寄りのピークは、気仙沼大島の亀山です。その左裾に、見えにくいのですが先日開通した大橋が繋がっています。
 帰り道は躑躅の樹林の中を楽しみながら降りてくるコースで、動画も撮影しましたのでこちらでご覧ください。

 また、ドローンによる登山コースの空中散歩はこちらからご覧下さい
2019.05.08 庭の花と食べられる植物たち
 2・3日観察を怠ると、葉や茎や花の変化にびっくりします。
 左はキウイの新芽から出てきた花の蕾です。この木は雄株なので、経験上蕾の外側に赤い部分が多いです。

 下の二枚は雌株なので白っぽいです。雄花は手作業での受粉には使いますが、そんなに多くは要らないので適当に剪定・芽摘みをします。
 こちらは隣地との境界にある側溝蓋の隅からだんだん増えてきた「野生のイチゴ」です。数年前に数株をわが家の普通の地面に移してあげたところ、下の写真のようにものすごい勢いで増え始めました。来月になるとイチゴ食べ放題の夢のような季節がやってきます。

 右下は花が終わったイチゴですが、中央の緑の生えた毛のような部分が、イチゴ果実のポツポツの種になります。
 こちらは当地ではスグリと呼んでいますが、赤く熟れてやや酸っぱい味の実が沢山できます。

 左下は茗荷の芽です。下はスモモ(太陽)ですが、これまで結果したことが無いので、なんとか膨らみ続けてほしいものです。
 こちらは無花果(イチジク)です。昨年は一個だけ実をいただけましたが、今年は沢山実を付けているので、これも大きくなるといいです。

 花たちも次々に開花します。躑躅、芝桜、菫など、短期間ですが楽しませてくれます。
 左は山椒です。実になりそうな部分がありますが、雄株のようなので、若葉だけ食べます。左下は行者ニンニクです。やや過ぎて葉がかたくなってきましたが、たくさん摘ませてもらいました。下は鉢からこぼれて3年程自生しているキンギョソウです。たくましくて良いです。

 梅雨入り前のこの季節はとてもさわやかでいいです。

2019.04.29 遠野の桜とSL銀河  (記入は30日)
 平成最後の花見は、地元では散ってしまったので終わりかなと思っていたところ、春の来るのが1・2週間遅い遠野市で花見をすることが出来ました。

 最初にやって来たのが遠野市中心部(駅前通り)から歩いて5分程度(ふもとまで)の鍋倉城址です。上の方まで車で行くこともできるし無料駐車場もあるのですが、やはり少し歩いて途中の景色も楽しみながらが良いので、ふもとの市民センターの有料駐車場から歩き始めました。最初は急な石段です。街並みが次第に見渡せるように上がって行きます。
 城跡なのですが、山城で、頂上にあった本丸跡まで、現在では様々なコースの遊歩道がつけられています。これまで通ったことのないコースを探しながら、大きな藤棚があるのも見つけることが出来ました。

 本丸跡に到着しました。桜はまだ7分咲きくらいでしょうか。顔が届く高さにも沢山咲いていますので、桜の香りを胸いっぱいに吸い込みます。一年で一番良い香りです。
 三の丸跡には、天守閣風の展望台があって、見渡せる景色の解説を聞くことが出来ます。左下写真では左側の山が高清水山です。ここにも車で行けて展望台があり、遠野盆地の街並みを一望できます。
 下の写真は一部拡大(望遠)ですが、右の高いところが天が森、その左奥にある雪をいただいた山は早池峰山です。(天が森の右の白いところは雲です)
 遠野の町、駅のあたりからは早池峰山は直接望むことは出来ません。にもかかわらず、だいぶ前に読んだ旅行書に、高清水山の写真を載せて「早池峰山」と解説してありました。遠野物語などによく登場する山なので、きっと遠野の町から良く見えるのだろうと筆者は想像したのかもしれませんが、物書きとしては軽薄です。
 帰り道はいろんな花を愛でながら また違う所を通って、知恩寺の方を回らせていただきました。境内には形の整った枝垂桜があって、花も見頃です。一般見学コースではないので、少し近くを歩くのが心配ですが、あちこちの桜を見た中でも素晴らしい樹容です。
 ここで11時過ぎと少し早いのですが すき屋に入って昼食をいただきます。5分ほど遅れたので朝食メニューはいただけませんでしたが、今回はポテトサラダ付きにしました。

 次の目的地は国道283号と猿が石川に沿った桜並木です。ところが!連休で渋滞が始まっているというのを忘れていました。道の駅「遠野風の丘」に入りきれない車で道は渋滞しています。目につくのは北海道内のナンバーが多いです。多分宮古市と室蘭市を結ぶフェリーでやって来た車がこちらにも多く流れてくるようです。
 道の駅で買い物をする予定だったので、車が並んでいる間に、妻だけが買い物を済ませて戻ってきました。時間ロスは最小限で済みました。
 遠野市の堤防沿いの桜並木は、こちらの他にも、猿が石川のもっと下流にも続いていて見ごたえがあります。いつもは車で走りながら横目で見るだけですが、歩いたり自転車で花の下をくぐって行くと楽しいです。今回はドローンで、少し違った位置から眺めるために撮影を行いました。
 枝に接触すると後が大変なので、慎重に飛ばしますが、戻ってくる頃になってSL銀河ドリーム号の汽笛が聞こえてきました! まだバッテリーは持ちそうなので、さっそく撮影に機体を向かわせます・・・のはずですが。
 私の位置と、機体の位置と、SLの位置の三つの把握統合がうまく行かない上に、コントロールの未熟からうまく撮影できませんでした。でも何とか画面には収めましたので、こちらのYoutube動画でごらんください。
 上の写真は、遠野三山の一つ、六角牛(ろっこうし)山です。(あとの二つは早池峰山と石上山) 芥川賞作品の「おら・おらで・ひとり・いぐも」の中では「八角山」という名称で登場します。

 遠野市の綾織町には、毎年国道沿いの花壇を整備してくれているところがあります。この時期は芝桜です。そちらにも足を伸ばしてみました。裏山の桜やレンギョウ?の黄色もいいです。

 そしてさらに探検してみたのは、新しく開通した高速道路と、従来からあった林道との位置関係です。愛宕神社から五百羅漢に抜ける歩道を遮るように高速道路が出来ましたのでそのあたりがどうなったのか関心がありました。また鍋倉トンネルの上に回ってみました。(左下写真)
 帰り道にはあちこちの線路わきに人だかりができています。SL銀河の撮影が目的のようです。(下の写真)天気にも恵まれましたが、皆さん良く撮影出来ましたでしょうか?

 岩手の春を、ことしはあちこち楽しませてもうことが出来ました。

2019.04.22 西行桜の森 (記入は24日)
 束稲山の近く(中腹)にある、大文字キャンプ場付近の遊歩道最上部にある展望台です。車道も未舗装ながら直下まで繋がっていますので、標高差50mほどを、階段交じりの急登で到着できます。
 ですが、視界に雑木林などの入らない眺望の良さだけでいうと、車道終点の東屋があるところの方が良いみたいです。

 遊歩道の周りは高木は無くて、随所で水仙が満開です。西方やや右には焼石連峰(下の写真)が、やや左には栗駒山(二段下の写真)が望まれます。どちらも標高では1500〜1600m台と、中部山岳などに比べると高くありませんが、雪の量は十分で、上部はまだ真っ白です。焼石連峰はツブ沼から入って夏油温泉まで縦走(計2泊3日)したことがありますが、結構体力が要ります。栗駒山は須川温泉からしか入っていませんが、比較的楽に登れます。
   左側写真が上りみちで、右側が下りながら栗駒山を望んだところです。毎日少しずつでも心拍を上げる運動をしていますので、最初だけ心配でしたが、あとは割合楽に登ることができました。
 下りはつまずくと大変なことになりそうなので、慎重に行きます。 
 車道終点に至る少し手前にカタクリの群生がありました。総面積はあまり大きくないのかもしれませんが、群生密度は十分です。ほぼどの花も開いていて、しおれ始めているものも見当たらず、鑑賞にはベストな時期でした。
 大文字キャンプ場付近から、林間の未舗装路を通って、西行桜の森まで抜けることが出来ます。こちらには車もやや多くやって来ていて、研修施設?のような建物があります。展望デッキやフィールドアスレチック設備もあります。
 桜の老木が沢山ある観光地とは違って、自然林の中にちりばめられている感じの桜が多く、また樹種も百種以上あるとのことです。この春に吉野の桜を見学してきた妻が言うには、同様に桜だけではない樹木と一緒にある趣が似ているということでした。(私は風邪をひいて留守番をしていました)

 某サイトでは岩手県内での花見スポットランキングでは17位と、あまり上の方ではないですが、私的な基準では「人が少ないこと」も重要な判断要素ですので、いいかも!でした。

2019.04.18 北上市展勝地の桜 (記入は20日)
 東北地方でたくさん桜が見られるところの一つに岩手県北上市の展勝地があります。同市内では開花宣言があったようですが、桜並木は咲き始めで、週末の20・21日にかけて(取材は18日木曜日)たくさんのお客さんを想定した準備が進められているようです。

 北上川の東岸に沿って1.5kmほど並木が続きますが、行った場所はレストハウスなどがある南端ではなく、北側の珊瑚橋側です。
 木曜日でしたので人影もまばらで、近くの駐車場も余裕十分です。出店の準備も設置完了ですが、まだ販売はしていないところがほとんどです。この場所は花見時期以外には一般車も入ってくることが出来ますが、この時期は少し歩かないと来られません。

 一部では開花している枝もありますのが、開花率は2〜3%くらいでしょうか。足元に目をやると春の真っ先に咲き始めるオオイヌノフグリも頑張って咲いています。

 トイレや遊具もありますので、子連れで遊びに来るにも良いところです。
 北の遠方には早池峰山も望まれます。右端が早池峰剣が峰、左端は鶏頭山でしょうか、若いころに縦走をした事がありますが、岩のアップダウンがあって運動量大でした。この時期はまだ真っ白です。オーバーユースで規制が始まってからは登っていません。

 左下は、名前の由来はよくわかりませんが珊瑚橋です。鉄骨にかかる圧縮力と張力をうまく組み合わせた構造をしています。以前は青緑系の色だった気がしますが、明るい色になりました。現在は上流に日高見橋が出来たので、多くの車はそちらを回り、珊瑚橋は5t積以上のトラックは通行規制になっています。

 咲き始めの桜を見ながら買ってきたお弁当をいただきます。新緑と桜と青空と気持ちの良いひと時を過ごせました。

2019.04014  桜が咲き始めました  (記入は15日)
 やっと岩手県内にも桜前線がやってきました。今年は寒暖が周期的に訪れるようで、県内の一部では開花したものの、当地ではしばらくつぼみの状態が続いていましたが、近所の散歩コースにある私的標準木で数輪開き始めました。

 でも既に8分咲きになっている木もあります。ヒガン桜系でしょうか、少しピンクが濃いです。その他にもソメイヨシノでも日当たりが良いせいかいつも早く咲き始める気は既に開花から一週間ほど経っています。
 
 堤防の上を歩いてゆくと、斜面に野生化したラッパ水仙もたくさんあります。たくましいのにきれいでいいです。
 これも野生のレンギョウがあります。今年は行けませんでしたが、福島の花見山では、これと菜の花の黄色に加えて、赤・ピンク・白系の対比がとても良いです。

 帰り道には市営フットボール場(サッカーとラグビー。旧「松倉グランド」)で、夕やみが迫って子供たちが試合?を終えて帰り支度をしていました。

 右下は数十年前からある「松倉アパート」ですが、左から1〜3号棟で、4号棟は取り壊されて宅地分譲され、真新しい住宅が各種並んでいました。3号棟も退去が済んでいるようなのでまもなく解体されるかもしれません。5・6号棟は残っていて、7号棟はありません。
 昭和30年代からある建物ですが、鉄筋でも当地では元が富士製鉄の社宅だったのでアパートと呼んでいます。当時浄化槽付きの水洗トイレは珍しかったものと思いますが、エレベーターの無い構造で、現代では産業遺産的な感じがする建物です。



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