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掲載期間 H29.01.05〜

2017.07.16 梅の実をいただきます
 ピンクの舌は、某アイスクリームショップでいただいてきたスプーンです。耐久性がありそうなので捨てるのはもったいないです。その右の、ゼリーの中に見えるのが今年収穫した梅の実です。
 昨年までは我が家で実った梅の実は毎年数キロあるのですが、梅酒を作っていました。まあまあいただけるのですが、必ずしもおいしくできるわけではないので蜂蜜を加えて飲んだりしていました。それに作り方を調べると、やたらに消毒や材料や拭き取りやらと、注文が面倒です。はじめはその通りやっていましたが、これも必ずしもおいしく出来上がるわけではありません。例えば氷砂糖ではなく、上白糖を使っても結果は同じでした。それに何より材料費がかかって、市販の梅酒を買って飲むのと大差ありません。
 そこで、梅酒は買って飲むことにして、我が家の梅はジュースとゼリーに加工することにしました。最初に生で冷凍して起き、適宜取り出して、砂糖で煮ます。後は薄めて飲むか、ゼリーにするかで、とてもおいしくいただけます。これで夏を乗り切れそうです。
2017.06.15 いちごの収穫
 ただの草むらに見えますが、ほとんどがイチゴの葉です。店頭に出ているイチゴの実にも、各種あって、カタチやら味やら違うのですが、我が家のイチゴは一株だけ荒れ地に植えただけで、2年ほどでこんなに増えてきました。

 葉っぱが大きくてその陰に赤い色が少し見えます。葉をかき分けてみると小粒ですがたくさんのイチゴが毎日実っています。
 右の写真はその元になった「ど根性イチゴ」ですが、隣地との側溝蓋の隙間から生えているのを4年ほど前に見つけました。毎年少しずつ広がってくるので、思い切って一部を引っこ抜いて庭の隅に植えてあげました。枯れてもともとだったのですが、たくましく勢力範囲を広げてくれました。実は市販のイチゴに比べるべくもなく、小さいし、密度が小さくてふわふわした感じです。

 下の写真だけは、お店から買ってきた「四季成りイチゴ」です。こちらも頑張って次々と実をつけてくれますが、株分けして次の拠点を増やすところまではまだ行きません。結実の最盛期を過ぎれば拡がるのかもしれません。
 さて、最盛期には毎日イチゴパックに一つあまりの収穫が出来ますが、見た目の形と粒が小さいのは気にしないで、味はどうでしょうか。イチゴだけで食べてもまあまあの味ですが、身の柔らかさと適度な酸味を生かすには、やっぱりイチゴミルクです!市販のものよりつぶしやすく、丁度良い酸っぱさがあります。高級品種をいただくよりは、イチゴミルク用途に限って言えば、我が家のいちごさんの方が美味しいです。
 イチゴミルクに係る思い出ですが、単身で暮らしていた時に、歯根膜炎にかかって、一週間ほど普通の食事がとれなくなりました。その時に食いつないだのがイチゴミルクでした。タンパク質、糖分、ビタミンが入っていて噛まずに飲み込みやすく、味も飽きない食べ物はあまりありません。
 今年の収穫も終盤ですが、イチゴさん、来年もよろしくお願いします。

2017.06.06 大窪山の楽園で蕨採りと3D画像
 大船渡市三陸町の大窪山に今年も行くことが出来ました。6月に入ると九輪草も終わりに近いし、蕨採りも終盤なのですが、今年は、広い牧野の中でもいつもと違うところへ立ち寄ってみました。道幅が広くなって牛を出し入れするところに走るテントを停めて、まず昼食をいただきます。ここへ来る前にいつも採っている所でもある程度採取できましたが、あまり太いところは無くてもう少し欲しいところです。
 昼食後に牧野に入ってみると、たくさんあって採り放題です。普通、蕨採りをするときは目で探しながら、頭の中で蕨の図形処理を行い、一致認識されたところで手を伸ばしてもぎ取るのですが、ここではその必要がなく、一歩進むと数本採ることができます。また一歩でまた数本・・・を繰り返して、自宅では食べきれないくらい採れました。早速アク(灰)を付けて、ホダ(先端の丸まった部分)を取ります。
 蕨採りも楽しいのですが、私がここへ足を運ぶ主目的は、牧野の景色が好きなためです。上の写真で向こうに見える山は五葉山です。適度に木陰もあって、歩き回ったり座ったりするだけで、夢の中にいるような気持になります。

 久々に3D画像を撮ってみました。見方と残りの画像はこちらからどうぞ。
           



2017.05.30 安比高原奥の牧場 と空撮
 今年も、日帰りですが安比高原に行くことが出来ました。わらびを採ったり春の花を楽しむにはまだ少し早いのですが、中の牧場、ぶなの駅の前にある池塘は、水面を覆ってしまう草がまだ伸びていないため、見頃です。真夏になると草だらけでここが池塘だとは気づかない状態まで伸びてしまいます。
 蓮華躑躅(レンゲツツジ)は少し下のホテル安比グランドがあるあたりでは花盛りでしたが、ここではこのあと見ごろになりそうです。吾妻菊は大体出そろってきました。
 鈴蘭も花芽が膨らんできました。奥の牧場にも足を延ばして、池塘巡りをします。三つ柏はまだ花芽も確認できません。下の写真では蕨の?マークと、舞鶴草、右寄りには柳蘭がこれから伸びてきて楽しませてくれそうです。
 この日の楽しみはもう一つ、ドローンを使ってこの奥の牧場を上空から眺めてみることです。地形図にも池塘や湿原は表示されていますが、どうしてもイメージされるものと、現地の状況には違いが出ます。今回はそのギャップを埋めることと、知られざる池塘を見つけることが出来るかもしれないと思い、撮影をしてみました。こちらで上空からの映像take1teke2をご覧いただけます。

 右下写真が上空からの映像です
2017.05.31 LEDライトの進化
 20年ほど前までの携帯用のライトの光源は白熱電球(豆電球の類)でしたが、最近はほとんどがLED(発光ダイオード)に代わってきました。それでも安価で強力な光を放つものは無く、光量の不足を球の数を増やすことによって補ってきました。3球あたりから始まって、写真の右のような9球というのが単4電池3本を使う、百均ライトの限界というところでした。それでも、百円で、電池を合わせても200円(216円)で、小型高性能の機器が手に入るので喜んで使っていました。
 しかし、つい先日やや大きな床面積の百均のライトコーナーを見ると、「LEDズームライト」(=フォーカス調整可能)との見出しが目にとまりました。失敗してもあまり惜しくない金額なので、どのようなものか試しに買ってみました。左下写真の銀色が従来型、黒ボディに緑リングが今回のお試しです。ボディ全体がプラスチックでできていて、やや安っぽい感じはしますが、肝心の発光性能はどうでしょうか。
 なお、その後近所のあまり大きくない店舗で探しましたが、この製品は売られていませんでした。
 
 上の写真は、二つのライトのボディ部分に撮影の露出が合っているので、照らし出された壁面はどちらも白飛びして、二つの違いは判りません。
 左の写真は、壁面までほぼ同じ距離で照射した状態で、壁面に明るさをあわせて撮影したものですが、これほどまでに違いがあるとは思いませんでした。光の単位はいろいろあってわかりにくいのですが、5倍以上(10倍くらいか?)は明るいということが言えます。

 次にズーム性能はどうでしょうか。下の2枚の写真は、同じズームライトで切り替えて、最広角と最挟角の比較です。光源の形が正方形に近いので、絞り込むとその形状が現れますが、実用上は丸である必要もないので支障ありません。
 技術革新と、流通の進歩により、安価に良いものが手に入るようになったことはとてもありがたいことです。欲を言うと、単三電池1本で作動して、防水性も備えると完璧です。

2017.05.3・16-18 宝仙湖の畔〜 戸瀬プレイパーク
 秋田県仙北市の旧田沢湖町にある、玉川ダムによる人造湖、宝仙湖です。あまり水位が上がっているのを見る機会は少ないのですが、雪解け水のせいか、湖畔の新緑を緑青の水面に巻き込んでいます。すぐ下流の鎧畑ダムも同様に鮮やかな色彩です。
 ほぼ満水の湖に流れ込む玉川の注ぎ口のあたりに、戸瀬プレイパーク(跡)があります。今は無人で使える建物は無いのですが、往時に植えられたたくさんの種類の桜が、次々と開花しています。
 5月の連休にも来てみたのですが、桜は全部つぼみの状態でした。その年によっては連休にあたって開花し、大勢の見学者が来るのですが、今年はこの地区では遅いようです。2週間経ってもう散っているかと思いきや、十分に花見を楽しむことが出来ました。
 人口の桜並木や池とともに、この地区の魅力が、林床に咲く小さな花たちです。カタクリも相当数咲きます。キクザキイチゲ(右下)、ミヤマカタバミもこの時期から咲き始めるようです。夜は葉も花も閉じていますが、日中には開くようです。(違うかもしれません)
 
 左上のカタクリ、上のリュウキンカ、左の岩手山 は5月3日のようすです。

 林床は多分原生林に近いのですが、その間に網の目のように人口の水路が巡っていて、そこには水芭蕉もあり、エゾノリュウキンカが鮮やかな黄色を配置しています。

 宝仙湖からは、男神山、女神山の向こうに、焼山の残雪も見えます。焼山に上るとこの湖面を望むこともできます。
 梅雨入り前のこの時期が一番私の好きな季節です。

2017.04.14 庭の花
 桜前線が東北地方にもやって来ました。庭や野原にはいろんな花も次々と現れます。
 まずは10日ほど前の様子ですが、クロッカス(左下)、雪割草(下)、八重の梅(2段下)などがきれいです。左はオオイヌノフグリですが、一面の花畑になっています。でもなんでこんなヘンテコな名前なんでしょうか。
 そして今日の段階では、水仙も見ごろになってきました。去年の桜の季節に福島市の花見山で買ってきた枝垂桜の幼木を植えたのですが、一年で結構枝を伸ばして、今年はもしかすると開花するかもしれません。(下の写真)
 こちらは「太陽」という品種のプラムですが、花芽が白く膨らんできました。昨年も花は咲いたものの、結実しませんでした。勉強不足だったのですが、スモモ類は品種によって 授粉樹 が必要なものが多いようです。今年授粉用のハリウッドという樹を買ってきて植えましたが、そちらはまだ芽がでないので、間に合いません。梅でも授粉可能とのことですが、我が家の梅はもう散り始めているので、これもだめかもしれません。もう一年待ってみましょう。
 我が家では食べられるものを多く植える傾向にありますが、下は行者ニンニクです。プランタに植えっぱなしで、粗雑に扱っていて、夏になると消滅するのですが、翌春にまた忘れずに芽を出してくれます。
 左下は山椒の木です。料理の葉と実が味付けに活躍してくれます。
 地植えの花もあわせて、このあと丸型のプランタにも花苗を植えたり、キュウリとトマトとナスとカボチャとスイカなどをまた植える予定です。あと、放っておいても増えてくるイチゴ(下写真)も、味はそれなりですが、たくさんいただけます。収穫できる日が楽しみです。

2017.04.11 夜中の怪音
 寝ていて目が覚める事項と言えば、地震が来たとか、トイレに行きたくなぅたといったことが多いのですが、今回は何かが落ちて壊れた音で起こされました。
 ピアノの上に有った置物が落ちて割れてしまっていました。とりあえず夜中に危ないものを片付けたり、元の位置に戻して、また寝ました。
 でもまた次の日の日中にガタンッ!と落ちたのです。
 写真は全てピアノの内部です。ピアノは調律や部品交換をするために、一見わからないのですが各部が開いたりパネルが取り外せるようにようになっています。
 グランドピアノは、上のフタが開いて、音量調節が出来るようになっていて、演奏会などでは大きく開いた状態になりますが、家庭によくあるアップライトピアノにも、上蓋が少し持ち上がって、音を外部に大きく出せる構造になっているようです。それと連動して、その上蓋のすぐ手前の立て板(譜面台の後ろ)も手前に倒れます。
 上の写真の赤いフェルトが付いた部分が、開閉のストッパーになっていますが、購入から20年以上経過して、少しずつ緩んで自然に外れて、夜中に上蓋がガタンと下がったのでした。上に置いてあった陶器製の干支置物が落ちてしまいました。
 構造がよくわかれば対策も効果的にできるのですが、表面上だけ元に戻してもまた再発する・・・という好例でした。
 私のピアノの腕前は・・・長女が習い始めたころに一本指で連弾しました。

2017.04.02 ゆこたんの森
 ゆこたんの森とは、温泉・宿泊施設の名称で、岩手山の南麓にあります。現在では旅行検索サイト(楽天トラベル、Yahoo同、るるぶ同など)からも予約ができるようです。某共済組合の保養・研修施設ですが、一般にも利用してもらって収益の向上を図っているようです。
 日曜の日帰りですが、久々に利用してみました。写真は温泉棟に繋がる ながーい渡り廊下の途中からホテル棟を振り返ったところです。左側の一段高くなっている所は展望浴場で、通常は日帰り入浴客は利用できませんが(宿泊者専用)、今回の「日帰りプラン」=入浴と食事セットでは、この展望風呂も利用可能です。
 このリポートではPRを兼ねて紹介してゆきます。
 周辺の3カ所のスキー場には雪がまだたくさん残っていて全面滑走可能な時期で、ここの周りもあまり地面が出ていません。盛岡の郊外から30分ほどで着きますが、なんと!日帰り入浴臨時休館の掲示が出ています。2日ほど前に予約したのですが、大丈夫かなと不安を抱いてフロントに向かいましたが、ボイラー施設がナントカ言ってましたけど、通常利用が可能でした。でも温泉利用者は私たち二人だけの貸し切り状態で、男湯と女湯、それぞれに一人ずつ、思いっきり羽を伸ばしてきました。  
 日帰りプランの受け付けは、入浴だけの受付とは違って、ホテル棟から入ります。2階のながーい廊下を、高倉山方面の景色と、壁の花の絵を見ながら通って行くと、今度は温泉等への渡り廊下になります。
 その先で入浴だけの方と同じ通路になり、待ち合わせ・休憩場所があります。(右上写真)
 そこからまた外靴を脱いだりして廊下を進んでゆくと、男湯と女湯の分岐点になります。その日によってヒノキ風呂と岩風呂が男女入れ替わるようになっています。下の写真は共通の渡り廊下から見た岩風呂方面です。このように森の中に独立した湯屋が配置されていてゆったりした気持ちになれます。でも反面維持費はかかりそうな気もしますので、長期的な経営見通しをにらんで続けて行ってほしいものです。この近くにあったNUCという宿泊施設も職場のスキーツアーなどで何度か利用しましたが、残念ながら雪に埋もれて「売り物件」の看板が立っていました。
 さていよいよお風呂にやって来ました。森の中にありながら日差しも十分に入って開放感があります。お湯はぬるめの感じでしたが、上がってもしばらくはポカポカします。よくある単純泉(成分はあまり濃くなくて、暖かいだけの湯)ではなくて、ナトリウムなんとか泉と書いてありましたが、よく読みませんでした。私の温泉入浴は、今のところ湯治ではなくて、リラックスするためだけが目的なので、成分はどうでも良いのですが、それでも単純泉よりはありがたいような気がして入ります。
 温泉の成分や効能表示は温泉施設には義務付けられていると思いますが、大抵の場合「神経痛」という言葉が入ります。これは成分によるものではなく、温浴による効果なので、言ってしまえば家庭の風呂で入浴剤を入れなくても神経痛には効果があるというところです。
 二段上の写真に「露天」とありますが、内湯の湯船に首まで浸かったまま、この小さな扉を開けて進むと露天風呂の湯船に繋がっています。一段上の写真が露天風呂の様子です。露天といっても積雪の多いところなので、屋根だけはついています。
 脱衣所の設備も必要なものは備え付けられていて、財布やキーを入れるロッカーは、よくある100円ではなくて無料です。男湯ですが赤ちゃんのおむつ交換用の台やおむつ入れもあります。
 盗難防止のための注意書きがありますが、特に車のキーについて、私は次のように対策しています。万一キーを取られても被害が生じないように、温泉に入るときにはリモコン付のキーではなく、鍵穴でしかあかないキーを持参します。というのは、リモコンキーの場合、泥棒さんが駐車場を歩きながらポケットに入れたキーのボタンを押して行くと、反応する車がすぐに見つかります。そこで車上荒らしを行うわけです。鍵穴式では同メーカーの車に全て差し込んでみないと開かないので、被害にあう確率は格段に低くなります。
 温泉の次は、ごちそうです。この日の昼時間は温泉も食事も私たちだけだったのでレストランも貸し切りです。でも夕食には何人かいらっしゃるみたいで、配膳の準備などをしていました。
 成層火山である岩手山はすそ野がなだらかに広がりますので、食事をとりながら展望も楽しむことが出来ます。
 食事コースは、一番お手軽なものにしました。というのは、多くの場合中高年には食べきれないくらい出てくるのが普通だからです。今回もご飯のお替りはいりませんかと尋ねられましたが、おなかいっぱいでした。読者の方にはお値段が気になると思いますので、リンクを貼っておきます。私は退職会員なのですが、会員証の提示で同行者を含めて一人500円引きになりました。温泉であたたまって、良い景色を眺めながら御馳走をいただく…満足のひと時です。
 三人以上の利用の場合には個別の和室を利用できるようですので、ぐったり休憩してくるのも良いかもしれません。館内には読書コーナーや売店などもあります。雪のない季節には周辺に散策路もあります。4階の展望風呂は、以前に宿泊時に利用したことがあり、眺めは良いですが、私的には森の中のお湯の方が落ち着きそうです。
 ゆこたんの森をあとにして、小岩井農場の方へ回って行きます。途中でトラックを止めて夫婦でバッケ採りをしている人が居ましたので、私たちも真似をして、雪解けが始まった路肩のところどころに生えているバッケ(ふきのとう)を、家で食べられそうなだけ採らせていただきました。
 一昨年に登った鞍掛山入り口の駐車場にやって来ました。十台程度の車がいて、長靴にストックという装備の方たちが登り終わって戻ってきます。
 春の日差しがうららかなので、しばし車内でお昼寝タイムで春の夢を見てから帰路につきました。

2017.03.10 恋し浜駅 
 恋し浜駅の場所はこちらです。 国土地理院の地形図ではこちらになります。
 海沿いですが、国道45号からは結構離れた、漁業集落を繋ぐ街道沿いにあります。特別な観光地というわけでもないので、だいぶ前にバイクで半島巡りをしたことが2・3度ほどあったかもしれません。
 その時には少し東にある砂子浜からさらに半島を回って綾里に戻ってくるコースを取りました。半島の先端には「脚ア」という名が付いています。三陸海岸のこの辺りの半島には、尾崎や首アといった、身体の一部の名称がついているところがありますが、以前に聞いた由来のお話は、怖かったのでここでは再掲しないことにします。
 
 さて、久々に、今回は車でですがこの駅にやって来ました。たしか震災前から、こちらの三陸鉄道の駅名は「小石浜」から「恋し浜」に変わって、ホタテのブランド化などとあわせて町おこしをしてきました。変わってから初めての訪問になりました。
 駅舎・線路はだいぶ高いところにあって、なが〜い階段があります。その下には、自販機とトイレ棟、道を挟んで左写真のような休憩・売店施設があります。(この日は冬季のためかお休みでした)
 向こうに海が見えますが、この辺りまでは津波は上がってこなかったようです。左下写真は国道に近い別の集落沿いですが、大きな防潮門扉が施工中で、この辺りもそうとうな被害があったようでした。
 階段を元気よく上がって行くと、小さいけどきれいで掃除の行き届いた駅舎とホームがあります。線路の先はどちら側もトンネルに入って行きます。
 駅舎に入ってみてびっくり!ホタテ貝に様々な思いを書き込んだものがびっしりとぶら下がっています。記載台やカラーサインペンもあって、だれでも書き込めるようになっていますが、その横に支援金を受ける箱がありましたので、微額ですが寄付をさせていただきました。
 上がってきた階段は、利用するのにお年寄りなどは大丈夫かな…と思われました。ホームの南側に移動していくと、なんと!別の入り口があるではありませんか。屋根付きで、バリアフリーのスロープ通路です。下には駐車場や集会所、消防屯所もあって、これなら使いやすそうです。
 記念写真用の看板(この種類のものを何と呼ぶのかよくわかりませんが)もあります。降りて行く適度にうねったスロープの壁面にもホタテがたくさんぶら下がっています

 下から見ると、さっき上がった緑の階段と、今降りてきたスロープの位置関係がわかりました。遊具もあって、子供連れで来ても楽しめそうです。

 家の庭でも春が近づいて、福寿草が咲き始めました。これから外遊びが楽しい季節になります。

2017.02.28 精米所の雀たち
 コイン精米を、自宅の精米在庫が少なくなるたびに利用しています。3回くらい前までは、精米単価が7〜8kg毎に100円でしたが、わざわざ計量して持って行くと、この2回ほどは100円/10kgになっていました。安くなるのは結構なのですが、事前に単価を知らないと、端数になった分が無駄になります。
 この先、今の単価にあわせて持ち込んで、また元の価格に戻った場合には、無駄が出ますので、戻らないことを願っています。
 米ぬかはいつもは持ち帰らないのですが、春になると畑の肥料にもできるので、次回はいただいて来ようと思います。
精米所の中には必ず箒が置いてあります。床を清潔に保つためですが、もう一つの利用法はこぼれた米粒を掃き出して、この精米ステーション近郊に住まいを構えるスズメさんたちに御馳走を提供することです。
 たくさんの雀さんたちが来ますが、いくら慣れてもやはり野生で、手が届く範囲にはやって来ません。とくにわんこが来た時には垂直方向に逃げて高いところから行き過ぎるのを待っています。
 自宅でも屑米を毎日あげていたら、朝夕にたくさん集まるようになってきました。なんとか手乗りまでできないものかと考えています。

2017.02.26 毛ガニ祭り
 毎年冬の旬の時期に、毛ガニを買い求めて親戚に送ったりします。近くでお得に購入できればいいのですが、たいていは宮古市の魚市場で開かれる毛ガニ祭りにレクリエーションを兼ねて出かけて購入します。
 今年は近くのお店ではほとんど売られていません。水揚げが少なく、一説ではこの毛ガニ祭りで売るために出荷を抑えているという説もありますが、本当かどうかわかりません。
 開場は9時ですが、50分くらい前につきました。これくらい早いとまだ近くの駐車場が空いていますが、9時ころには少し離れたところに誘導されるうようになります。会場にはすでに長蛇の列ができています。内部を偵察してみましたが、やはり関係者しかいません。
 並んでいるのはもしかしてカニ釣りをするための人かなと思いましたが、一応並んでみます。係の人が来て、一般の購入だけの人は別に並んで前の方に来てくださいとのことでしたので、そちらに移動しました。開場10分前くらいになると、別のどこからか隙間を通ってぞろぞろと会場に入る人の列が現れました。
 この手のイベントでは、関係者が不慣れなのか、準備が悪いのか、集まった人をどのように整理・入場させるのかが不明確で、割り込みが発生して観光客に不愉快な思いをさせることが往々にしてあります。改善を願いたいところです。
 スタッフは赤いカニの被り物をしています。
 カニ釣りの人たちは左写真のように大勢並んでいますが、時間がかかりそうなので、まだやったことがありません。
 例年よりやや割高なのですが、計11匹ほど購入して大部分を送ります。ついでに真鱈の大きいのを一匹買って家で食べます。刺身とあら汁とフライにしました。
 それにしても、カニは少し大きいと値段が全然違ってきます。例えば重さの差が2倍くらいだとしても価格の差は4〜8倍くらいになります。殻から身を取り出す作業は小さいほうが大変ですが、むき身のコストパフォーマンスからいえば、小さいカニの割安のものがオトクです。
 数年前の「大棒止」 (大奉仕の間違い?)の吊り看板は、その後修正されたのか、今では見かけることが出来ません。
 活気のあるひと時でした。

2017.01.05 (取材はH28年末) 満州にらラーメン さかえや本店
 出来れば一年に一度は食べたくなるラーメン屋さんのひとつ、花巻市にあるさかえや本店です。開店は11時ですが、10分くらい前に着いた時には数台の車が駐車場にありましたが、立って並んでいる人はいません。でも5分くらい前になると誰かが並び始めて、それを合図に車で待っていた人たちが数組列を作りました。でも満席になるほどではないので開店間際にその列に加わりました。
 建物はご覧のようなジオデジックドーム?構造なので、中は天井の高いワンルームなのですが、調理場と、テーブル席と、畳敷き席に分かれています。今回は3世代の幼児連れ(計4人)なので畳席に案内してもらえました。
 それにしてもこちらのお店は価格設定がとても助かります(表示はすべて税込)。3種類注文しても2千円でお釣りが来ます。今時味も価格も満足できるお店は貴重です。400円以下で食べられる(普通の)ラーメンを私は知りません。
 今回の注文したのは、満州にらラーメンのみそ味、しょうゆ味、それから野菜炒め定食です。 ラーメンは、辣油っぽい油がたっぷりと表面を覆っています。勢いを付けてすすると、それが気管のほうに入って辛いのでむせますので、これから食べに行く人は注意して吸い込むことをオススメします。
 はるくんには、器を二個とスプーンをお借りして、あまり辛くない方のメニューを、なるべく自分で食べるようにします。
 味は開店前から行列ができる状態が長く続いていることから、いろんな人から評価されているのがわかりますが、私的には濃い目の味で普通の人の守備範囲に入る辛さなので、どんどん食べられそうなおいしさです。別途ご飯を取って、ラーメンライスにしたとしても、おかずスープとして全く不足がありません。
 計4人で、3品を注文しましたが、もう少し食べたかったかな…というところでした。お店を出るころには店内は満席になって、数人外に並んでいました。

 「空から日本を見てみよう」で紹介された、もう一軒の花巻の名物食堂「マルカンデパート展望大食堂」は、私も復活のために少しだけ寄付をさせていただきましたが、おかげさまでこの2月から再開営業できるようです。そちらも開店したら行ってみようと思います。




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