「はじめての宮崎市」  2017..08-10
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 震災後に初めて九州、福岡に行ったのですが、その後長崎、佐賀、鹿児島も少しずつ見学することができました。今回も用務があって、東北からはとても遠くてめったに行くことが出来ない宮崎に行くことが出来ました。
 
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 いつも、初めての地に向かう時には、ある程度の情報は合理的な行動のために必要ですが、知らないで行って現地で新鮮な気持ちで味わうのも楽しみの一つです。
 宮崎空港は、愛称?が宮崎ブーゲンビリア空港となっているようです。写真ではコントラストが強くて分かりにくいのですが、日陰の方にあるピンク色の花がブーゲンビリアなのだそうです。でも実は花ではなく、この部分は葉なのだそうです。
 この日の出発地岩手では朝も日中の最高気温も21〜22℃程度だったのですが、宮崎空港に降り立って外に立つと… この日の最高気温は35.2!と、14℃も差がありました。朝と昼と同じ衣類(半袖Tシャツ)で過ごしましたが、人によっては無理があるかもしれません。
 空港の外には南国らしい植物が多く見えます。後で地元の方に聞いたところでは、ヤシ類が多く、右写真の背の高いものはワシントニアパームなのだそうです。その他にもフェニックスやソテツもその名と実物を初めて見ることができました。

 空港から宮崎市内まではバスもあるようですが、JRの列車で向かいます。空港着が遅れたので連絡を心配したのですが、次の列車まで十数分待ちで乗ることが出来ました。
 地方都市で交通機関を利用する際に気になるのが、交通系ICカードが使えるかどうかです。宮崎空港駅から宮崎駅までは利用可能区間に含まれるようで安心しました。空港駅は行き止まりで、列車は往復運転になります。座席は回転も可能だと思いますが、区間が短いためそのまま宮崎駅方面へは後ろ向きでの走行で皆さん利用していらっしゃいます。

 この区間に限っては特急列車も特急券なしで乗車できます。それよりも、JR九州の列車には、少し変わったものがあったりするので楽しみです。この列車は乗車口とデッキが車両の中央にあります。そこから前方と後方にA室とB室へ入るドアが左右にあります。車内は冷房が効いて気持ち良くなっていますが、西日の当たる方向の窓はあらかじめカーテンを張って熱を防いでありました。通路の部分までカーペットを張ってありますのでメンテナンスが大変そうです。
 宿は宮崎駅からすぐの所ですが、隣接して宮崎科学技術館がありますので見学させていただきました。丸いドームはプラネタリウムです。その日に見える星空の説明は、投影設備の十分な能力と相まって、心地よい空間に連れて行ってくれます。アニメの宇宙兄弟も、一部CGで細かな自然も描写されていて物語の内容と合わせて良かったです。
 展示は宇宙系のものが中心ですが、基礎的な各科学の分野にも工夫が凝らされていて、本当はもっとゆっくり見たかったのですが、予定で残念ながら短時間となってしまいました。
 
 宮崎市は、私の地元の岩手にはあまりない、平らなところが広がっていて良いところです。公園もほとんど平坦です。
 宿のレストランは、平日のためかあまり混雑してなくて、おいしいごちそうが沢山出てきて、普段では食べきれない量なのでどうしようかと思いましたが、完食出来ました! よくわからなかったのですが特産は鶏肉のようです。
 東日本大震災の少し前に、口蹄疫やら鳥インフルエンザや、新燃岳の噴火など、皆さんが苦労なされたことを思い出しました。
 翌日午前は、宮崎市内の観光地、堀切峠と青島に向かいます。幹線道路の中央分離帯にはワシントニアパームがずーっとそびえていますが、これが伸びすぎて落葉もドサッと塊で落ちてくるので、対応の工事中なそうです。賛否あったそうですが、順番に植え替えて行く方針で進めているようです。
 高所作業車でまず葉を落としますが、長い避難シュートのような袋状の筒を通して落としています。幹はどうするのかよく観察しませんでしたが、仮に短く幹を詰めてしまうと木は死んでしまうので植え替えになるとのことです。
 岩手でよく見かけるヒマラヤ杉(実は松の仲間)の場合には、幹をちょん切ってもまた勢いよく生えてきますが、そうはいかないので大変です。
 堀切峠を経て道の駅フェニックスに来ました。展望台があって日向灘を見渡せます。青島の隆起海床と奇形波蝕痕 ということで、海岸線と沖合の所々に縞状の岩盤が広がっています。鬼の洗濯板というのは知識としてありましたが、これほど広範囲に続いているものとは思っていませんでした。日南海岸はかつては新婚旅行の行く先で人気があったそうです。ここへ来る途中に海面に近い高さの所を何カ所か通ってきましたが、防潮堤の高さは大丈夫なのかなと心配なところもありました。
 左写真は車中からの写真で鮮明ではないのですが、左寄りに二本線香が立っているように見えるのは、最初は工事中のシートパイルかなと思ったのですが、この下に難破船が沈んでいてその一部が海上に突き出ているのだそうです。この辺りは伊勢エビの漁場だそうですが、漁礁にはなっても、採取が難しいとのことです。
 青島にやってきました。周囲を鬼の洗濯板に囲まれた島なので、多分風食・波蝕されずに残った部分かと思いきや、その盛り上がり部分の主成分はなんと貝殻でした。小高くなった部分は、白っぽいのですが、手に取ってみると下の写真のように全て貝殻で出来ています。つまり島の盛り上がりは周囲から寄せ集められた貝殻が高くなったものでした。もっとも島の中央部分になると植物が繁茂していて、長い年月で普通の土が生成されています。
 青島神社に参拝して島の原生林を通って真砂の貝文や自生する植物についての説明版も見学します。海幸彦・山幸彦などの神話に繋がるお話も多くあるようです。
 神社から参道を海岸に進む道は、水平線と白い砂地と洗濯板の岩盤が重なって趣があります。丁度潮が引いていたので乗ってみましたが、不思議な模様や形をしています。
 海水浴場の近くで少し休んだ後、昼時間になりましたので昼食に入ります。青島駅前にあるこちらのお店は、宮崎市内からも食べに来る人が居るそうです。お酒をいただいた後の締めにうどんをいただく…という文化があるそうですが、小食の私にはこちらのうどんと魚寿司だけで十分満足です。注文してから茹でるので15分から20分は待つことになりますが、待った甲斐がありました。美味しく名物をいただくことが出来ました。 

  
 宮崎市内に戻って、午後からの用務に向かいます。途中の中央分離帯にある並木では、順次植え替えがなされる工事中の所を見ることが出来ました。
 用務のあとには地元の方々のご厚意でおいしい地元の料理やお酒をいただきながらお話をさせていただくことができました。九州ではお酒というと、日本酒ではなく焼酎のほうが一般的なようです。
 そのあと宿泊箇所まで繁華街を案内していただきながら戻りました。アーケードがめぐらされた縦横の通りは、また機会があったら訪れてみたい魅力的なお店が並んでいます。
 しょっちゅう行けるところではない遠方へ出かけると、お土産を買って帰ります。大抵は町の中で買って送ることが多いです。でも帰リみちで空港の売店をのぞくと、意外に割安で、魅力的な品ぞろえで充実した土産品が多く並んでいることが多いです。宮崎空港でもたくさんありました。
 機内持ち込み手荷物があまり増えるとまずいので、保安検査の入り口で係の人に、30Lのデイパックを背負ったほかに、土産の紙袋を2つくらい持ちこんで大丈夫か聞いたところ、OKでしたので、こちらでもマンゴーなど果物を買いました。建物の基本構成要素であるトイレも立派に整備されていて快適です。
 空港を離陸して旋回上昇しますが、昨日見学した青島を上空から見ることが出来ました。
 西日本から羽田への帰路では、陸側が良く見えるように、進行方向左側の席をとることが多いのですが、今回は右側の窓際をとってみました。前回は紀伊半島南端潮岬をかすめるコースでしたが、今回はスマホを機内モードにして地図で位置確認をしていると、すこし陸から離れたコースで、島がいくつか見えてきました。島の形からも判断して、左写真の右下が神津島、左奥が三宅島、中央奥が御蔵島かなと思います。いつかこれらの島々も訪れてみたいものです。
 
 羽田が近づくと、今回は北風のようで、南側の東京湾から進入します。海上にヨットが帆を張ったような人工島が見えてきました。東京湾アクアラインの換気設備、風の塔だと思います。

 今回の宮崎への旅(出張)では、特に地元の方々によくお世話いただいて充実したものとすることができました。
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