「三春の滝桜と福島の桜」 「花見山と信夫山」
                   2010.04.26、5.04
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 毎年連休には福島・茨城別荘を回ることが多いのですが、その途中にあるのが三春の滝桜や、小野町の夏井川沿い、千本桜です。滝桜は連休には普通の年ですと花期が過ぎていて、2度ほど立ち寄ったことがありますが、数輪の花が残っているくらいでした。小野町は高速道上から、堤防の桜が延々と続いているのを見かけますが、立ち寄ったことはありませんでした。
 今回のリポートは、次のシーズン 2011以降に
同所に向かわれる方のための情報提供も兼ねてアップします。

 
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 今回の出発は土曜の夕方18時ころです。東北道を南下しながら福島別荘の管理人と打ち合わせをします。
 Pキャン場所は国見SAです。福島市付近はほぼ満開に近いようで、SA内の桜もご覧のようにライトアップされています。
 「夜桜」はなかなか見ることができません。というのは、夜の桜は見ることはあるのですが、それなりにライトアップされている場所と時間帯に当たらないと、夜空に浮かんだものは楽しめないためです。もしかするとここが初めてかも知れません。田舎ですと桜の花はたくさんあってもライトアップしている場所が限られます。
 この日は数台のキャンパーがここで夜明けを待ちました。翌朝は快晴のグラデーションです(下の写真)。写真では色が出し切れないのですが、濃紺から紫・赤まで空が変化してゆきます。
 4時に起床して福島別荘へ向かいます。

 


 福島市内で
5時に別荘管理人を乗せて、再び高速道に入ります。
 市内には桃畑が各所に広がっていてこの時期は花盛りです。桃の花見なんかも良いかもしれません。この日は晴れて朝方の冷え込みが厳しい予報でしたので、桃畑では降霜対策の焚き火があちこちで行われていました。
 吾妻PAのあたりからは吾妻連峰東部の山並みが一望できます。まだあまり混んでいない東北道を南下し、郡山JCで磐越道に入り、三春インターを目指します。
 降りるインターは、郡山東と船引三春の2箇所が考えられます。観光地は一般に朝は空いていることが多いので、まだ6時で大丈夫だろうという予想で最寄の三春インターで降ります。
 インター出口から国道の交差点信号までがあまり長くないのですが、信号開放時間が短いため、車列はインター側に遡って伸びてゆきます。

 国道から滝桜に向かう道は、この日(4月25日・日曜日)は朝6時10分の段階でこのあたりまで渋滞が始まっていました。途中にある小さな駐車場に車を置いて歩く人もいくらか居るようですが、戻ってくる車もあり、少しずつは進んでいるので大抵はそのまま指定駐車場に向かいます。
 途中で、規制期間以外にはそのまま駐車・入場でき、滝桜を眺めることが出来る部分を通過します。(右写真RO)
 渋滞に入ってから約40分ほど、7時頃にで指定の駐車場に到着しました。
 


 写真中央の交差点から右奥へ入ると期間限定の駐車場(リンク先地図のこのあたり)があります。手前は三春インターから来た車、左奥は郡山東インターから来た車がここで合流して駐車場に入ります。

 駐車場に入ってからも、空きスペースに誘導されるまでしばらく時間がかかります。場内にはキャンパーも何台か留っていましたが中には泊まっているらしく、断熱反射シートを運転・助手席に貼ったままの車もいました。
 奥へ向かう列にならんでいると、今から出庫するキャンパーが手招きしてくれましたので、入り口のすぐ近くに停めることが出来ました。
 駐車場からの「参道」入り口に今年からとることになった観桜料金(300円)の料金所があります。昨年までは駐車料金だったそうですが、その代わりのようです。(ROで券面)

 駐車場から滝桜に向かう道路は立体交差の地下道が整備されています。

 大勢の人がやってきますので、それなりの受け入れ態勢が必要です。朝の混雑がひどくならないうちに、バキュームカーが2台で仮設トイレを空にしていました。
 地図上でこのあたりですが、駐車場からこの道を通るのがメインストリートのようです。いろんなみやげ物店も出ています。
それではしばらく滝桜をご覧ください。なお一部はYahooフォトにありますのでそちらもご覧ください。
観桜台からのパノラマです。中央が滝桜。その背後の丘陵にも桜並木があります。
 まだ朝の8時前ですがたくさんの方々が次々と観にやってきます。途中の売店で左下写真のような豆腐系の食べ物(名称不明ですが有名らしい)を買って、朝食のおかずに加えました。


 次に、小野町の千本桜に向かいました。磐越道を東進しますが、対向車線では三春の出口に並ぶ長い列が出来ています。この列が長い原因は、インターから国道に出る所の信号(既述)の開放時間が短いことにあります。逆に言うと、国道288号が致命的に混雑しないことに貢献しています。三春を通過する観桜以外の車両には役立っているといえます。
 仮に国道に多く流入させても、また滝桜手前で渋滞が始まりますので総合待ち時間にあまり差は出ないものと思われます。
 この磐越道上での渋滞待ち時間を避けるには、小野インターで降りて、磐越街道(国道349と県道300)を経由するのが良いようです。
 さて、これも念願の小野町の堤にやってきました。駐車場(場所はここ)のシステムは、路上の入庫待ち渋滞を避けるためか、出庫時に料金500円を払う仕組みになっています。
 この時点でまだ見頃になっていないのは、周囲の状況からわかっていましたが、一応開花宣言は出ていたようです。よく見ると少し開いている花もあります。(RO)
 堤の上には出店が並んでいて、焼きそばの良い匂いが漂ってきます。まだ早いので(時期も・時刻もですが)、閉まっているお店の方が多いようです。
 堤防の下の河川敷にある遊歩道をゆっくり歩いていくと、橋があって、鯉のぼりがたくさん泳いでいます。(写真はとりませんでした)その橋を渡って、対岸を上流に戻ってきます。本当は折りたたみ自転車を2台持参しましたので、桜並木が続く限り走って行ってみたいのですが、まだ見ごろで無いので歩いて中心部だけを見ることにしました。
 対岸を戻ればまた橋を渡って駐車場に戻れるかと思ったのですが、支流があって数分遠回りになってしまいました。



 まだ少し時間が
ありますので、三春町の中の桜でまだ見ていない所を戻ってみようと思います。
 小野町から三春町へは高速の渋滞に巻き込まれないように、前述の磐越街道を戻ります。最初に目指したのは、「八十内(やそうち)かもん桜」です。
 途中でまたミニストップを見つけましたので立ち寄ってデザートとソーセージをいただきます。(RO)
 名のある桜はそれぞれにいわれがあるようですが、内容・詳細については他に譲ります。
 共通しているのは数百年(以上)に渡って、きちんと手入れをされて来ているということです。診断と適切な手入れをしないと、さほど太い木でもないのに中が空洞化していたりして、ちょっとした風で倒れてしまう例をよく見ます。
 朝に見た滝桜は1200年とも言われるだけあって巨木ですが、幾多の支柱があてがわれています こちらの八十内かもん桜は、サポートは一切無くて自立しています。 しばらく向き合ってみましょう。


枝垂れが、風になびき、見上げていた私と、少しだけお話が出来たような気がします。
 三春の町内に入ります。指定駐車場の町役場の横は満車となっていましたが、少し西の三春小学校の校庭(左写真)も駐車場になっていて誘導して入れてもらうことができました。でも校庭まで急な坂道の一車線なので、誘導の方が無線で上下で連絡をとりあっていないと、渋滞が生じる恐れがあります。三春町でも観光で訪れる方のために努力をしているようです。

 今回のツアーで最後に訪れたのは浪岡邸の桜です。場所はこのあたりです。実はすぐ近くにあるお城坂枝垂桜がガイドに掲載されていたのでそれを目指して行ったのですが、そのすぐ近くにあるこちらの方もなかなか見事でした。こちらは、個人のお宅の敷地にあって、やはりその方が管理されているそうです。訪れる人にお茶を勧めてくれていました。ありがとうございます。


  ↓ お城坂 しだれ桜 近くの椿の花の赤が対照的でした。
これで今回の福島での花見はおしまいです。
                (・・・ではなく、次の週に続くことになりました。ひとまず完了です。
2010.05.03-04
 そして一週間後、連休で我が家の別荘管理人たちもひととき家に戻ってみんなで楽しく過ごしましたが、後半には送って行きながら仙台・福島をまわりました。
 東北道を南下して、最近開通したばかりの富谷JCから仙台北部道路に入ります。
 仙台港北ICで降りて向かうのは三井アウトレットパーク仙台港です。
 私はあまり興味は無いのですが、食事どころが混雑し始める11時より前に4人で腹ごしらえをしようということで、フードコーナーに入りました。今回は皆麺類になりました。

 このアウトレットの周囲には大型店の新規開店が相次いでいます。歩いて近くのカインズホームなどを見学します。たくさんの品々を手にとって見られるのはよいのですが、ネット上にあふれる品数や種類の豊富なバーチャルショップ(=ネット通販)と比べると、風合いや色が大事な商品を買う際に適しています。

 再び高速道に乗り、仙台南道路から東北道に入ります。連休も中日で、首都圏に戻る車で混みはじめていました。渋滞情報をもとに、国見インターをあきらめて、手前の白石インターで降りて、4号線を南下します。
 福島市内では、桜はほぼ終わって、はなみずきが色づき始めていました。


 翌朝は早く起きて、朝食前に福島市の名所、花見山に向かいます。ソメイヨシノの季節は過ぎていますが、他の種類の桜や、普段見かけない、木に着く花がたくさん咲いています。
 手前に数百台が止まれる駐車場がありますが、早朝なので(6時50分) 直近の駐車場まで入ることができます。

 標準設定中、最長の60分コースを、トレーニングをかねてせっせと登ってゆきます。

 花見山の頂上から見た福島市街です。いろんな角度・ポジションから、いろんな花たちを眺めることが出来ます。
 まだ福島別荘管理人とその妹は起きていない時間なので、次に長年福島市に通いながら、行ったことの無かった信夫山に向かいました。



 まだ朝飯前の時刻なので、訪れる人も少なく・・・というわけではなく、結構散歩やら朝の体操などをしている人がいます。
 このあたりに駐車スペースがありまして、北側から車で入ることができました。天狗の森の北側を巻いて第二展望台の方に行きます。
 山の上ながらきれいに整備されて気持ちのよい空間が広がっています。りっぱなトイレもあります(RO)。展望台からは競馬場などが見えます。
 移動別荘に戻って朝食にします。その間に連休で近くに来ている同級生と、待ち合わせのメール連絡をします。



 昼前
に米沢駅で待ち合わせることとしました。福島市から車で向かいますが、地図で見ると以前には無かった東口があるようですので、そちらに向かいました。
 自由通路があって西口に向かいます。記憶にあるのは古めかしいごちゃごちゃした駅前でしたが立派に整備されていました。何十年ぶりかで会った大阪からきた同級生をしばし歓談をしました。相変わらずで、当時行っていた「大阪弁教室」の続きをしましたが、やっぱり合格点はもらえませんでした。
 多忙な日程を合わせてもらった後は、先に昼食場所の下見をしていた家族からの連絡でラーメン店に向かいます。お店はこちらの赤湯ラーメン店「龍上海」です。店内・店外に大勢並んでいますが、既に奥の方に進んでいてもう少しで間に合わなくなりそうでした。
 からみそラーメンが中心らしいのですが、4人で辛くないのと辛いのとしょうゆ味など頼んでローテーションします。赤湯は南陽市ですがそちらが本店で、山形県内各地のほか、新横浜ラーメン博物館にも出店しているようです。写真の中央味噌玉が辛いのです。

 峠越えの難所で狭隘なトンネルが続く、福島・米沢間のR13にも、高速道路の建設が進んでいます。(左下写真) 最近の橋梁建設にはこのように橋脚から両側に桁を伸ばしてゆく工法が多くとられているようです。

 福島市内に戻って、ミニストップでいつものようにデザートをいただきます。今回はマンゴーパフェです。
 飲食コーナーには尋ねわんこの写真が掲示してありました。他の所ではたずねインコのイラストも見たことがあります。コンビにはそのような情報収集・伝達の場にもなっているみたいです。それにしても飼い主はいなくなった子たちが心配でしょうね。

 今年も充実した五月の連休を過ごすことができました。
おわり