自宅から能代へ向かうには、秋田自動車道経由が多分最短ですが、同一経路の往復より、+αで違う道を往路に通ることにしました。 東北道を北上して小坂インターで降ります。ここには小坂町康楽館という、日本最古の芝居小屋があります。出し物は時々変わりますので、今回は両親と計4人+1匹で立ち寄りました・・・といっても1匹はお散歩のあと車で留守番です。 |
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始まる前に館内の案内をしてくれますので、奈落の回り舞台の下の様子や楽屋の有名人の落書きを見せてもらいます。 鉱山の娯楽施設として出来た康楽館は食べ物を食べながら観劇が出来ます。今日の出演はポスターを指差してくれた瞳ひろしさんを座長にする一座です。 |
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舞台では 「人情娯楽時代劇と豪華舞踊」が間に休憩を挟んで繰り広げられます。写真をUPしたいところですが、演劇の方は撮影できません。休憩時間が昼時でしたので山菜そばと天ぷらそばをいただきながら見ました。(弁当・定食類は予約が必要です) 公演のあと外では役者さんたちが見送ってくれます。妻と両親は瞳座長と写真を撮ってもらいました。私も別の人と撮られたかったのですが・・・言い出せませんでした。 |
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おなごりフェスティバルに関する情報を探しましたがなかなか知りたいことが載っていません。公式HPには駐車場は何箇所か載っているのですが、高齢者同乗なのでなるべく近いところを探します。ジャスコの駐車場は、店舗が敷地一杯で全部立体駐車場のようです。このためウチみたいな背の高い車は無理ですし、14時過ぎの時点で満車でした。柳町公共駐車場はまだ空きがありましたがこちらも地下式でだめです。 結局畠町通りより東側の某駐車場に停めることが出来ました。 |
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肝心のプログラム(進行予定表)や行列の進行方向、出発地点がどこなのかが公式資料では見つかりませんでしたが、仙台雀踊り関連のページでとても親切に記載していただいていましたのでとても助かりました。 プリントアウトして持参して見ましたが、次の予定等がわかっているので安心して見られました。近くの人たちは方向やら順番やらわからなくてグチっていました。 |
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そちらの解説によりますとタイムスケジュールは以前に記載していたが、時間通りに来ないとのクレームか来た為に以後掲載を取りやめたとのことです・・・。そのようなクレーマーの言うことをいちいち真に受けていたら世の中で一生懸命やっている人たちが報われません。めげずに次からは掲載をおねがいしたいところです。 さてパレードの先頭は自衛隊東北方面音楽隊と、なぜか地デジPRキャラバンが一緒になって歩いてきます。 |
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次に一中若(いっちゅうわか)という団体が来ました。読み方もわからなかったのですが、二中若という団体も後に来まして、地元の中学生全員参加で盛り上げているようです。山車は巨大で天辺のシャチホコが電線を避けて折りたたまれるようになっています。(ROで畳んだ状態) 畳んでもまだひっかかりそうな所のために、棒で電線を持ち上げる役の生徒がいて、先回りして走ってゆきます(右下写真)。 |
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一中若とすれ違うように駅前方面からやってきたのは秋田竿灯会です。 実物を見るのはまったく初めてです。 お囃子に乗せて横にして運んできた竿灯を立ち上げます。まずまっすぐに起こした後、一人がバランスを取って支えます。そのあとさらに2段、中継ぎ棒を足して規定の高さにします。下の写真ROで継ぎ足し棒を持った人が現れます。 |
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おでこやら腰やら片手やらで、あれだけのものをバランス取るのはやっぱり驚異です。風でたわんだりしますので、風の変わり目で演技中止となるようです。一つだけ不思議に思ったのですが、どの竿の頂上にも日の丸が取り付けてあります。その土地を代表するような紋章などはないのでしょうか?ちなみに韓国公演では日の丸は外されていたようです。 | |
仙台すずめ踊りです。雀姿というブログで前述のプログラムをgetすることが出来ました。 こちらも初めて見ましたが、同じ日に桃生(宮城)でもイベント参加があったようです。同ブログのカレンダーを見てもかなり出演予定がたてこんでいます。 |
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仙台のお祭りというと東北3大祭りの仙台七夕が思い浮かびますが、動的なすずめ踊りというのもなかなかです。雀の羽根のようにも見える扇を持って表と裏を返しながら踊ります(右写真)途中でパターンが変わってばらばらに乱れ踊り、その後雀がそぞろ歩くように前かがみになって列は進んでゆきます。 |
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わが岩手からは盛岡さんさ踊りです。東北○大祭りという比べ方をしますが、5番目くらいなのでしょうか。正直申しまして生で盛岡さんさを見るのは初めてです。(踊り自体はFDの行事で踊ったことはあります) 盛岡別荘の管理人も練習をしていたようですし、昨年は連続テレビ小説「どんど晴れ」で観客エキストラとして出演し、顔がどアップで映ったりしていたのですが今年はお祭りには参加しなかったようです。 |
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祭りの延長は800mの通りを往復しますが、ミスさんさは踊りっぱなしで列の先頭を進んでゆくようです。夏に薄くない着物を着て飛んだり跳ねたりしながら進むのは若さとはいえ、重労働ではないでしょうか。それなのに表情はにこやかです。そのように訓練されているのでしょうが、しっかりした自覚がないと出来ないと思います。 |
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浅草サンバカーニバルです。そのいわれ等は良くわからないのですが、スタイルの良い女性がたくさん出てきます。観客に近づいて来てはこどもと記念写真を撮ってあげたりしていますが、子供のほうは泣いていたりします。でも大きくなっていい記念になりますね。 |
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そして一番の盛り上がりはやはり青森ねぶたです。能代おなごりフェスティバルに限らず、私が見たことのある祭りの中でも一番だと思います。 青森でのようにハネトは多くありませんのでこぼれる鈴もあまりありません。そのためか鈴を撒いてくれる人がいて安全に「拾う」ことができます。(ROで拾った鈴) |
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ちょうど私たちの見ている前に、正面向きで山車が停車休憩してくれました。動かす動力は人間です。照明のエネルギー源はバッテリーでしょうか発電機でしょうか、音が気にならないので前者かと思います。 左写真ROのように、山車を牽く人たちが一生懸命やってくれています。でも周囲の状況が見えにくいので運行指揮を執るお姉さんがいて、警笛を使ってうまく方向や位置を誘導します。 |
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↑ねぶたの山車は全方向から見られるように立体的にできています。 まさに、東北を主にした夏の名残のお祭りを一同に目にすることができます。 西日の明かりも闇に入れ替わったころ、能代の町を後にしました。 |
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