「千沼ヶ原を見にいこう」 2007.10.13       
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 「千沼ヶ原を見にいこう」という、雫石スキー場のCMに乗せられて、せっこき登山ができそうなので、また金曜夜出発、日曜昼帰着というパターンで県内の山歩きに2人で出かけました。
 初日は道の駅フルーツセンター紫波です。ここはほとんど地物の農作物だけを売っている産直とレストランがあるところで、いつもは通りすがりに立ち寄るだけですが初Pキャンとなりました。
 高倉山へのゴンドラ運行は8時から15時まで。片道15分。高倉山から目的の三角(みかど)山までは案内書によると片道2時間ほど。9時に乗車して休憩なしとしても13時30分にならないと降りてこられません。ですので前日夜になるべく近くまで行くといういつものパターンが有効です。いつもの時間に起きて7時に走り始め、8時過ぎに到着して順調に歩き始めました。  

 
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 93年には世界アルペン競技会の会場になった雫石スキー場は、秋田駒ケ岳や乳頭山と峰伝いの高倉山(中央)・小高倉山(右)に設置されています。
 運動神経があまりよろしくなくてスキーも上手ではないのですが、一応ほとんどのコースを滑ったことはあります。2本のゴンドラ沿いのコースは両方とも、下手な私には結構大変であります。

 安比スキー場のゴンドラも夏季の一時期に前森山頂上まで営業をしていたかと思いますが、いくらせっこきでも頂上から何らかの散策コースがあったほうが楽しめるので、雫石スキー場は適度なハイキングコースが付属していて魅力を感じます。紅葉シーズンにあわせて運行をしているようです。
 頂上駅は約1270m、高倉山は1408m、15分ほどの登りを行きます。歩き始めると暖かくなるのがわかっているので、Tシャツにカッターシャツを重ねた程度ですが、気温は2〜3度で風が吹くとやはり寒く感じます。
 前日から寒気が入り始めて、翌日には岩手山に初冠雪が観測されています。道端には霜柱が立っていました。 
 ここから三角山への鞍部、1160mまで下って、また同じくらい上ることになります。→
 ちょうど見頃の紅葉を、右に左に眺めながらゆっくりと進みます。
 熊さんが出るらしいのですが、お客さんも結構歩いているので、(1団体と、数十人に会いました)あまり出る機会も無いようでした。一応常備品で鈴と拡張シートを持参しています。
 やや急な斜面にはこぶを付けたロープが張ってありますのでてぶらで来た人には助かります。私たちは例によってダブルストックですのであまり利用しません。
 坂が緩くなって数分で三角山の頂上に到着です。時々立ち止まってビデオ(掲載画像もハイビジョンビデオからの切り出しがほとんどです)を撮りながらですが、92分くらいで着くことができました。
 ←手前の赤い部分は三角山の紅葉、奥のピークは乳頭山です。その中間の薄茶色に草紅葉になっているところが千沼が原です。
 拡大写真の右上に看板が立っていますが、その左よりにT字路の木道跡があります(以前に向こう側からアプローチした際の状況)。そこから以前にはこの三角山に至る歩道があったようで、下の地形図にはその道が掲載されています。
 現在はたぶん公園境より内側になるので歩道の設置が許可されないのかなと想像しています。
 秋田駒ケ岳、八幡平から裏岩手連峰、岩手山→までの眺望が楽しめます。ですが気温が低いので、カメラを持つ手がかじかみます。はい松の陰で風をよけながら間食をいただいて帰路につきました。

 帰りもほぼ同じくらいの所要時間で帰着。三角山で会わなかったのに戻り道を歩いている人が居たので聞いてみると、もう少しの所までは行ったようですが、先がわからないので戻ったとのこと。地形図と高度計があればあと数分で到着することがわかったはずなのですが、もったいないです。
 昼になり暖かくなったので、中にはスカートで上ってくるつわものもいました!
 そして戻ってのお楽しみは、近くの「松ぼっくりアイス」の出張販売がゴンドラ乗り場で期間限定であるみたいなので、ブルーベリーとトマトのジェラートをいただきました。トマトは期待していなかったのですが、こんなにアイスと相性よくまとめられておいしいとは思いませんでした。
 この後は走る別荘に戻って昼食と昼寝。数年前に崩れた玄武洞を見て、次に向かいました。
 今宵のお宿は馴染みの道の駅、雫石あねっこです。お風呂は21時まで、食事も20時まで注文ができますので、Pキャンは、キャンパーだけで7台程居ました。休憩室にはタタミのスペースがありますので、ソロバイクツーリングの女性がいました。
 翌朝は遅めに起床して盛岡別荘の管理人のところへ行き、懸案だった自転車のチューブ交換(前後)をおこないました。内装変速の自転車は軸距調整がシビアなので少してこずりまして、70分ほどかかりました。
↓「旧道」の載っている地形図の一部