「07年冬の別荘めぐり」 2007.2.10-12
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 07年現在、我が家の別荘は、別荘管理人の年齢順に、福島市・つくば市・盛岡市の3箇所です。連休で都合がつくときは別荘めぐりに出かけます。

 
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 例によって貴重な休暇の時間を有効に使うため、金曜夜に家を出発して22時くらいまで走って目的地になるべく近づいて1泊目にします。今回はまず福島別荘に向かいますが、いつものように岩手県沿岸南部から内陸部へ向かうルートではなく、仙台まで沿岸部を南下するコースをとりました。
 知人の情報では大船渡と石巻のの三陸自動車道が延伸したので、仙台までは沿岸部を回ったほうがはやいよ、ということでしたが、結果はそうでもありませんでした。キャンカーはカーブが多いところではスピードを出したくありませんのであまりはかどりません。結局初日は道の駅津山で一泊としました。(すみません写真はありません)
 翌朝はこれも毎度の通勤割引狙いで、三陸自動車道河北インターから乗って、100km未満の白石まで走りました。さて半額で高速料金はいくらかな?とみると、なんと!割引になっていません。 
  気を取り直して、最初の目的地、飯坂温泉の奥にある、摺上川ダムのすぐ下にある茂庭温泉に向かいました。
 開店間もないのですが、次々とお客さんがやってきます。露天風呂がついた入浴料はなんと!250円です。でもボディソープとシャンプーはありませんので持参お願いします。
 写真の右にも食堂・休憩所の入った別棟があります。左のドームが湯屋で、みぎが受付売店等です。湯屋の左に半分屋根をかぶっている部分が露天風呂です。
 ここへ行く途中にはかの有名な飯坂温泉があります。迷路のように発達した密集・高層の旅館群と、数箇所の共同浴場がありますが、私には茂庭の湯の方があいそうです。
 摺上川ダムは重力式ロックフィルダムで、平成17年度に完成したばかりです。放水路が独特の形状をしています。
 最近のダムサイトには建設中も、完成後も見学者向けの施設が設置されていて、技術的な面はもちろん、その土地の歴史や文化についても丁寧に説明がされています。近年言われる堆砂など環境への影響や生態系等のマイナス面もあるのかもしれません。このダムは治水・発電・灌漑・上水道取水等の多目的ダムですが、総合的に見ないと一概に良否は判断できません。自然の脅威に対して「人柱」という対抗手段しか持たなかった先祖たちが哀れです。
 ダム上部をしばし散策のあと、今日は夕方までに福島別荘の管理人(長女)の所へ行けばよいので、早目の昼食のあと例によって昼寝タイムとしました。
 例年ですとこのダムから先は積雪で進めないようですが、雪が少ないため何キロかは行ってみることができました。すると・・・
 向うに何かいて、道路を横切ったりしています。動物園ではもちろん見ることができますが、野生のものを間近で見るのは初めてです。背中に子供が乗っているのが見えます。
 この道は福島から鳩峰高原を越えて山形県の高畠町にいたるもので、学生の頃に仲間と来たことがあります。
 また飯坂温泉に戻り、陽の傾いた福島市街へ向かいました。
 福島西バイパス北口近くのサティで買い物のあと、南口近くにある、いつもの24時間ディスカウントショップ トライアルに寄ります。郡山にもありますが、余裕の無い狭い店内で買い物をするほうが楽しい物です。店の前には小さな別棟で「平成やおや」があります。こちらは24時間営業ではありませんが、季節の野菜や果物が安いので、お土産に一箱単位でよく買ってきます。

 長女の仕事が終わるのを待って車をシエンタに乗り換え、夕食にでかけます。あてがあったのですが予約していなかったのでは入れませんでした。代わりに中華料理店にしました。意外に安くておなかいっぱいいろんな種類を食べることができました。



 福島は夕食だけで、また次へ向かいます。通勤割引の1区間近く乗って差塩PAで22時頃泊にしました。

 磐越道で朝の通勤割引のカードを差し替えてから常磐道に入り、太平洋から昇る日を見ながら南下します。常磐道は茨城に入るとトンネルが断続して、慣れないと注意が必要です。

 友部SAで朝食(持参した物)のあと、下道を「やさと温泉ゆりの郷」に向けてたどります。筑波山の北東麓にあるこの温泉も、地域の人たちや茨城県内の人たちに愛されている温泉のようです。それにしても日本人は温泉好きですね。
 ちょっと早かったので周辺を散歩すると、陽だまりには早春の花たちが咲き始めていました。10時の開店前からロビーには大勢の人たちでにぎわっています。露天もある朝風呂をいただいた後は、直売で地物のみかんなど(ちょっと袋が硬いけど味はよい)をいただいて、つくばへ向かいます。

 ↓岩手ナンバーはさすがにありません。
 周辺には「いちご狩り」なるものがたくさんあって、ミニ連休を楽しくすごそうと親子の車がたくさん来て渋滞しそうになっています。

 暴走対策に路面が凸凹した峠を越えてつくばに入ります。つくば山麓は走り屋が集まるところらしいのですが、以前中腹でPキャンしたときにも夜中に結構あつまってきたことがあります。
 
 茨城別荘の管理人(長男)は、バイトが入ったので13時頃まで不在とのことで、遅めについた後で部屋の中の不要物持ち帰りなどの準備をすることにしました。
 まずは学園の台坪入り口を目指して行きますが、途中にあるミニストップで、今月のデザートをいただきます。ナントカチーズと、ダブルベリーパフェです。後者にはストロベリーとブルーベリー(写真右下)がたくさん入っています。甘いのも好きだけど、甘すぎないのもいいです。ちなみに私は喫茶店にはよほどの用事がないと入らないのですが、入っても絶対に!コーヒーは飲みません。価格面の制約が無ければフルーツパフェ(チョコパフェでなく)を注文します。
 つくば市は私が学生だった頃にできた都市ですが、ここに移転してきた分野の中枢機能の一つに、国土地理院があります。次にそこへ寄ってみます。
 国土地理院に隣接して地図と測量の科学館があります。無料なのに、私が興味のある分野の情報をたくさん得ることが出来ます。
 このアンテナはゴジラが登場するとビームを発射して迎え撃つのだそうです(茨城別荘管理人談)。普段は多分衛星追跡をしているようで、見かけるたびに向きが変わっています。
 左下のガンダムのような機械は、2枚の立体写真から、等高線を引いた地図を作る「図化器」だそうです。これだけの大きさで複雑な動きをする機械を、細い線もぶれないような精度で作ことはすばらしいことです。スイス製だそうです。

 右上は庭にある展示ですが、左に半楕円が見えます。これは地球表面の模型で、球の一部になっていて、日本列島もあります。じつは1985年につくばで科学万博が開かれてときにこの球体に乗ったことがありました。でもあの時は会場内に設置されていたのですが当時の会場が今のつくば市のどのあたりになるのかよくわかりません。つくばEXPOセンターのあたりでしょうか。

 ひたちなかに移動して、ジョイフルホンダに隣接する昨年出来たばかりのファッションクルーズをはじめとするショッピングモールに入ってみます。
 左上の写真はトイレ内の洗面台ですが、建物はトイレに入ってみるとその品格が想像できます。
 2階に大洗のお魚市場にもある回転すし屋さんがあったのでそこで夕食にしました。「本店」で以前いただいたときは結構おいしかったのですが、こちらでは雰囲気や見た感じはいいのですが、満足するというまでではありませんでした。この数十日あとにも近くの別のお店で同様の蟹のはさみをいただいたのですが、やはり歯ごたえの無い解けたような身の感触でした。これが標準的なものなのでしょうかね?
夕暮れがせまるころ、勝田駅で別れて帰路につきました。