いよいよPart3のはじまりです。
とっておきのおんせん Part3 は
焼山湯ノ沢 です
あれは春のことです。八幡平で霧のなかを何時間あるいたでしょうか。お父さんと山小屋に泊まりました。
この「作品」はビデオの短編として、出演した子供のナレーション入りで構成されています。
この温泉の詳細は一番下に書かれています。また左の関連新聞コラムも合わせてご覧ください。
八幡平の奥深く、焼山の中腹に湧き出る湯量豊富な湯ノ沢。2万5千分の1の地形図には、「湯ノ沢」の名称はあるものの、湧出口を示す温泉のマークは見当たりません.別掲の新聞コラムに詳細は記入してありますが、一部ルートが不明瞭なところがあり、また焼山火口付近は火山活動が活発であるため、行動には自己責任が当然必要となります。この付近は硫黄の採掘を行うために人が居住していた痕跡があります。 私の行った秘湯の中では湯量も豊富で自然の渓流全体がいたるところ上等の湯船で、最高の環境です。 適度な苦労をしてたどり着いてこそ本当の秘湯を楽しめるのではないでしょうか。 みなさんも、心身素っ裸になりに行ってみませんか?
翌朝、谷底へ降りてゆくと、お湯の川が流れている不思議な谷に出ました。
でも本当にあんなところがあったんでしょうか、夢ではなかったんでしょうか…
お父さんに頼んで、もう一度、今度は家族4人で、あのお湯の谷へ行ってみることにしました。
秋田県の後生掛温泉から、焼山に向かって歩いてゆきます。
妹のゆきこが指差しているのは、月夜茸(毒キノコ)です。
八幡平の観光道路、アスピーテラインを行きます。
じゅうたんのようなこけがむしているところや、急に湿原が開けて花が咲いているところもあります。
森の中には不思議なところがたくさんあります。
また、霧がかかってきた山道をゆきます。やがて白い湖のほとりにでました。
昔、このあたりでは人が住んで硫黄の採掘をしていたんだそうです。その生活の跡が残っています。
みるみる霧が晴れて、向こうの谷間にめざす温泉の川が見えてきました。
やっと着きました。手を入れてみると、
なんとこの白い川はあったかいんです!
お湯加減のいいところをさがして、靴を脱いで、早速お風呂にはいりました!
建物の無いところでお風呂に入るのは最高の気分です。
特別に、お母さんも一緒に入りました。
温泉からあがって、近くの岩の上で遊びます。拾った木片も不思議な形をしています。
雄大な景色の中、夢ではなかった、本当の温泉を後にしました。
終わりのタイトルです。