ユニクロ「ウォームパンツ」ズボンの裾上げ  
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 冬になると、加齢のせいか、暖かいズボンが欲しくなります。モモヒキを着用する方法もあるのですが、着脱が2枚になって面倒なのと、家で普段着で居る時には外側にスラックス等を着用する必要が無いので、1枚で暖かいズボンがあると便利です。
 ユニクロなどで「ウォームイージーパンツ」とか「スリムフィットウォームパンツ」などと言われて売られているものが用途にはぴったりですが、難点があります。それは冷気の侵入を防ぐために、足首付近で内蔵ゴム紐などで絞るようになっているのですが、股下の長さがたいていは「大は小を兼ねる」ということで長めに仕上がっています。
私はそんなに足が長くないので、たいていかかとで裾を踏むような状態になります。ゴムを絞ればいいようなものですが、絞っても後ろ側は下がってきます。それに第一その都度ゴムを調整するのは面倒です。
 その他のズボンであれば無料裾上げをしてくれるのですが、これは「できません」と断られます。ゴム紐部分の付け替えが発生するからだと思います。ダメモトで買ってきて、本当に上げることが出来ないのか探ってみました。

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 南向きの陽だまりで、キャンプ用のちゃぶ台とミシンを持ち出して作業を始めます。細かい作業なので明るさも必要ですが、直射日光の陰はコントラストがきつくなるので一部にカーテンを張ったりします。
 作業はごく簡単で(ミシンが使える前提で)、裾を外側に折り返して、ぐるっと一周縫い付けるだけです。縫った後に折り返した部分を戻すと、

「折り返し点から縫い目までの長さ」×2 の長さだけ短くなっています。
生地が硬いと外側表面がひきつって目立ちますが、柔らかいものだとほとんど分かりません。内側には余った長さ分だけのドーナツ状のリングが出来ますが、これがまた外気の侵入を防いでくれていい具合です。

下の写真が作業前(右)と作業後(左)です。
洋裁の専門家が見たら卒倒しそうな内容かもしれませんが、実用衣料においてはなんら障害になるものは無いと思います。