「クロスカントリースキー」  
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 この執筆時点で、冬期オリンピックが行われています。 個人的にはあまりスポーツに興味があるほうではないので、さほど盛り上がってはいないのですが、冬の運動用具として、すごく久しぶりにクロスカントリースキーを再開しました。
 とはいっても、私は無駄な競争はしないほうなので、競技向けの用具ではなく、雪の上を散歩する道具としてのクロスカントリースキー用品になります。ソールも器用なワックスがけが必要なwaxableではなく、うろこ状のギザギザが付いていて後すべりしにくいstepsoleになります。 初めて買ったのは、小さかった子供たちと家族で歩くために、REIから個人輸入で買いました。現在では見かけなくなったのですが、ビンディングもワンタッチではなく、75ミリ3ピンのトラバサミのような方式です(テレマークはまだこの方式が多いかも)。いずれにしても流行の先端を追ったりするのは嫌いなので、使えれば古い道具で十分と考えています。
 先日の奥八九郎温泉の時に引っ張り出して使用しましたが、次女に履いてもらっていたものの、靴の底が経年劣化で剥がれてしまいました。これが山奥で過酷な状況だととても困ったかもしれません。
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 キャンピングカーにスキー板を積み込むのは、アルペンの板だとマルチルームに立てて置いたりするのですが、クロカンの板は一般にもっと長いので立てておくことができません。
 いわゆる2×5mサイズで、リア2段ベッド方式のキャンピングカーでは、後部床下収納庫が横方向に長いので、横向きに入れてみました。一番長い、私の使用する板が195センチですが、少し両端が当たるものの、無理なく収納できます。

 板やらポールやらスノーシューやらブーツでこみ入っていますが、容量的にはまだ積み込むことが出来ます。
 ただし、右下の写真の手前左部分に飲料水タンクが純正で設置されている状態ではこのような積み方は困難です。また車種によっては側面の収納庫ドアがこのように開かないことがあります。もしここにスキー板を積むつもりで車種を選ぶ場合には吟味が必要です。

 さて、今回用具の買い替えをするに至った原因は靴の破損です。使用回数はさほど多くはないのですが、何分20年近く前に購入したものですので、接着部分が劣化して剥がれてしまいました。
 板の方は大丈夫そうなので、金具と靴だけを交換する事も考えましたが、バランスを考えて、3点セットでの交換としました。

 当地岩手県内でクロスカントリースキー用品を売っていそうな登山用品店又はスポーツ用品店を探しました。アルペンスキーを売る所はたくさんあるのですが、クロカン用品はマイナーなスポーツのためかあまり多くありません。

 登山用品店のIスポーツでは、靴の幅は日本人向けで収まりがいいのですが、価格面では、元の価格表示が高いのに加えてほとんど値引き無しでした。
 大手チェーン店のXスポーツでは、スキーコーナーの隅に少し置いてありまして、価格もまあまあですが、置いてある靴が日本人向けの3Eサイズではなく狭いので、大きなサイズにしないとうまくいきません。
 県内大手のTスポーツでは最大店舗の紫波店ではなく、盛岡北店(?)に一番品揃えがあるとのことを盛岡南店で情報入手して行ってみました。板も靴も他の店よりは多く品揃えしてありました。

 店員さんとお話をしながら詰めてゆきます。板をひっくり返してみると底面の形状が前述のように中央部分にギザギザがある板と、無い板があります。長さと、大人・こどもの違い等と、使用する人の体重・身長をあわせて考えて選びました。

 靴は当然足に合わせてみて選択しますが、これも前述のように、輸入品の中には日本人の幅広のサイズに合わない靴が多いので要注意です。使用予定者の足が小さいのでジュニア用を含めてコストパフォーマンスの優れたものから選択できました。

 そして残りの装備品、ストック(ポール)ですが、普通クロスカントリー用のポールは後に振り出すことが多いので、軸対象ではなく、地面に近いほうのリングがとても短くなっています。それにリングも簡素で、深雪を押さえつけるには引っ掛かりが不足します。
 ウチの用途には、トレースの無いところを歩くこともあることと、スノーシューとの切り替えをしながら使いそうということで、ポールは兼用としました。
 リングは大きく、3mの新雪の所でもさほど沈まずに十分な支持力を発揮します。
 それから3本接ぎなので、長さを自在に設定できます。先日のトレッキングの際も、片斜面の林道を詰めてゆく時に、山側の雪面が常に高くなっているので、こちらをやや短く設定することで歩きやすくなります。
 あまり運動神経の無い私たちは、高度な技術が必要な山スキーやテレマークといったものをマスターするのにエネルギーを費やすことはやめて、クロスカントリースキーとスノーシューを使って、あまりハードでない、雪崩の起きない範囲のスノーハイキングを楽しもうということにしたしだいです。それでもウェアや非常用品・GPSといったものは欠かさないように注意をして出かけます。