a@項目 | 概要 | ||
01 ナビ・オーディオの取り付け | 〜今時の車には、ナビとオーディオオプションを選ばないと、取付部分に大きな穴が開いて納車されます。 | ||
01 | 01 ナビ・オーディオの取り付け | ||
シフォン(CHIFFON)は、ダイハツが製造して、スバルのブランドで販売している軽自動車です。タントとは前後についているマーク以外には区別がつきません。とは言ってももしかすると何かあるかもしれません・・・ありました。この色(ライトローズ・マイカメタリックU)は今のところタントには無いようです。 私的には車の色を選ぶ場合、あまり暗い色は好きではありません。理由は遠くにあるように見えて、結果事故を誘発する可能性が高い(のではないかな?)。夏に太陽熱を吸収しやすく、車内の暑さが酷くなる(のではないかな?)。白や黒やグレーといった無彩色はつまらない。 などでこの色にしました(実は妻の選択)。写真で見ると弱弱しい感じのする色ですが、実物が実社会にあると意外に溶け込んで見えました。 このタイプのデザインは今はやっていますが、前部側面に縦に細長い窓があります。運転席に座ると、フロントガラスがやたらに遠くにあるように感じます。どちらも無駄なような気もしますが、安全面では衝突時に緩衝スペースが大きくなって良いのかもしれません。 グレードは4WDの中では最安のLです。その上のクラスと違うのは、スライドドアが電動で自動開閉できないのが一番大きいところでしょうか。 型式は LA610F です。ダイハツブランドだと LA610S ですが、構造的には一緒のはずです。 また数字部分が、610 は4WDで、 600 は2WDのようです。ダッシュボード周りは4WD関連スイッチが無いので違いは無いと思われます。 |
|||
納車までは2か月近くありましたので、その間にオーディオ・ナビの取り付け準備をしました。機種選定上の最優先事項は、機械的に取付スペースに収まるかどうかです。いわゆる2DINですが、トヨタ・ダイハツ系は前面パネルの幅が他社より大きくなっています。なのでワイド幅の機種を選びます。具体的に選定した機種は、KENWOODの MDV-L405W です。Wが付くと幅がワイドになって、ハードスイッチ・ボタンの操作パネルが付属します。全てをタッチパネルで操作するよりも、とっさの時など的確に対応できます。また、本体価格も安く、KENWOODは地図データ更新も安いようです。マイナス面になるかどうかわかりませんが、地図ソフトが他社ではゼンリンが多いのに対して、マップファン社のデータを使っているようです。 左は取付スペースですが、今時の新車は「オーディオレス」が普通のようです。以前はナビとオーディオは別の機体が担っていましたが、最近は合体した物が多いです。ナビ画面はあまり下方にあると、前方注視との視線移動が大きくなるので、最近はこのAVスペースは上方に設置されています。 少し前の車だと下方にあるためにナビのモニターをオンダッシュに設置したり、ポータブルタイプの物を付ける例が多いです。 上級グレード車種だと空調は自動なのでツマミ類が違ってきます。 それにしても車両購入時にオプションでナビ・オーディオを取り付けると何であんなに高いんでしょうか。自分で取り付ける技術があれば1/3から1/5位の費用で設置できますので、当然自作で臨みます。 |
|||
取付スペースの内部を覗いたところ(左写真)です。黒いテープで束ねたケーブル類の所々を白いテープで留めてありますが、この白を全て剥がすとコネクタ類が引き出せます。中央手前の灰色のカプラはハザードスイッチに繋がるものです。 事前に準備したのはナビ兼オーディオユニット本体の他に、 1.適合するカプラ類(下写真) 2.配線をダッシュボード内に引くための通線用具(左下写真) 3.ナビ本体と車体を機械的に結合するブラケット(後述) です。カプラ類はモノタロウブランドの物が安く買えて各種そろっていました。どれが必要になるかは、ネットの時代なので情報はありますが、検討、選定、購入するのにはやや手数と知識と判断能力と時間がかかります。また失敗・やり直しが生じる可能性もあります。これらの手間とリスクを考えると、高いオプションをディーラーやカーショップ任せで選ぶのもアリかもしれません。 |
|||
|
ここからは取付に係る手順です。まあ、他のサイトでも詳しく載っていて重複もあるのですが、オリジナル部分も含めて説明します。 3段上の写真にもあるパネルを外すためには、シフトノブの大きい頭が引っかかりますので外します。ノブの下側にあるクリップカバーをドライバー等で下に外します。その中にある金属製のΩ型のクリップを、ラジオペンチの先でつまんで引き抜きます。 |
||
次につまみを引き抜きます。ペンチやプライヤーで直接つまむとキズが付くので、保護のためにビニールテープを貼ります。プライヤーの方に貼っても良いかもしれません。ただ引っ張れば抜けますが、素手では難しいようです。 なお、車種がもっと上級でオートエアコンを備えたものでは、このツマミ引き抜きと次項のネジ外しは必要ないようです。 |
|||
ツマミの陰にあった2か所のネジを緩めると、あとはパネルはプラスチックの弾力を利用した固定クリップ10か所(?)で差込固定してあるだけなので、力任せに引っ張って抜きます。 |
|||
…が、このあと2回目の取り外しが必要になって実施した際に、冬季の早朝でかなり気温が低い(マイナス数度?)時に作業をした結果、パネル側に付属する最上部両側の爪が折れて分離してしまいました。 教訓は、寒いとプラスチック製品の脆性が酷くなるので、暖かい時に作業するべし。また力任せに反動をつけて引っ張るのではなく、専用のパネル剥がし工具を使うべし… ということです。皆さまもお気を付けください。 なお、新車の一部を破壊したことで精神的にダメージを受ける… ということは無くて、私にとって車は道具なので、実用性に支障が無ければ構いません。納車その日に内張をジグソーで切り抜いたり、ということはよくやります。 |
|||
パネルはこれで機械的にははずれましたが、パネルに付属するスイッチ類への配線コネクタが数か所繋がっています。カプラを外すには、指の爪でストッパの突起を押すことも出来ますが、マイナスドライバーで押すと簡単に外れます。 | |||
これでパネルが完全に取り外せました。2DINユニットを収めるスペースの両側上下に、ねじ止め用の穴がありますので、別途準備した車種メーカー別ブラケットをナビユニットに付けて、スペースに押し込んでねじ止め固定します。 (配線関係ももちろん工作しますが、次項以降に記載しています) |
|||
テレビアンテナの配線と取付です。前部ピラーの内張を剥がしてその中に配線を隠しますが、一番難しそうに見えるのが、ドアを受けるゴムを外すところです。手で引っ張るだけで取れます。 写真の黒い部分は引っ張って外れたゴム。中央のピンクはドア枠で元々ゴムが嵌め込んであった所です。 カバー上部のクリップを引き抜いて内側に倒し、上に持ち上げると外れます。(下写真) |
|||
配線通しを使って、ナビ設置部から伸ばしたアンテナ線をピラーカバーの内側に留めて、説明書通りに貼り付けたアンテナまで繋ぎます。 |
|||
ナビ本体裏の配線接続は、車種別・機種別のコネクタ選択に間違いなければ差し込むだけで済みます。ただし将来的に載せ替えの必要が生じた際にも迷わないように、不安の残る配線には名称のタグをつけておきます。 DVDも再生できます。このナビはディスプレイの角度を調整して起こすことができますが、最近の車種は取付位置が上の方になって、運転時の前方視線から大きく視線をそらさずに画面を確認できるようになってきましたので、この車種でも取付位置で画面を起こさなくても視認性は十分でした。 |
|||
(つづく・・・) |