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掲載期間 H30.1.14〜

2018.05.12 菜の花公開は一年に2日だけです!
 最初に出迎えてくれたのは牛さんです。東北農業研究センターの一般公開に入るのは2度目ですが、春に土日の二日間だけ公開する菜の花畑は初めてです。同所の敷地は国道4号に隣接しているので、たまに近くは通るのですが、内部を見学するのは特定の日しかできません。毎年岩手山をバックにニュースで菜の花畑が紹介されるので、今年こそはと、弾丸ツアー(他に雫石町の一か所と往復時間合わせて7時間ほど)で見てきました。
 2018年の二日目、2019年以降にいらっしゃる方のために様子をアップします。

 
  入り口は国道4号の農研センター前交差点です。盛岡市街方面から北上してきた場合でも、少しですが右折レーンがあります。東北自動車道で南からやってきた場合には、ナビの案内にもよりますが、盛岡インターが近いです。滝沢インターのほうが時間的には近く表示されますが、距離と高速料金ともバランスもあるので、混雑する市街密集地(舘坂交差点など)や信号を通らないルートで行くのが良いかと思います。

 構内に入ると結構な距離を案内標識と交通整理員の指示で走ってゆきますが、往路と復路では別のところを通りますので、渋滞もなく進んでゆけます。
 駐車スペースからすぐの建屋にセンターの紹介資料やビデオなどがあります。そして地場産品や農産物・山菜の販売コーナーもあります。トイレは少し離れたところに男性用が建屋内常設で、女性用が仮設で2ブースあります。手洗いは男性用は冬季止水のままで使えませんが、女性用仮設の横に手洗い器が設置してあります。
 菜の花畑と隣接して、牛さんが放牧されているエリアもあります。畑の近くにトラクターが2台展示してあって、PTOの説明などをしてもらいました。種まき機の方はエンジン動力ではなく、アタッチメントのタイヤの回転に連動して作動するそうです。

 上の写真の右側にいる方々がNHKの(受託?)撮影をされていた方々で、ほぼ中央の二人が取材を受けたお二人です。

 菜の花に交じって、麦も所々に生えています。全体を3分割位にして年度ごとに連作を生じないようにローテーションしているそうです。来年はまた隣接した別の圃場が菜の花になります。
 こちらから動画をご覧ください。 右写真ではいま、蜂がちょうど飛び立ったところです。

 久々のアップになりますが、3D閲覧用の写真もご覧ください。

 天気が良くて岩手山が望めれば最高です。久々にのんびりとお花畑を回ってきました。 農研センター今年の一般公開は次は9月8日(土)だそうです!

2018.05.07 イチゴ畑は花盛り
 イチゴ畑と言っても、耕しているわけではなく、隣地との境にある側溝蓋の隙間に生えていた「野生のイチゴ」を少しだけ環境の良い駐車場の隅に移植してあげたところ、すごい勢いで増え始めました。イチゴを食べるときにツブツブの種が見えますが、イチゴの増え方は種よりも匍匐(ほふく)前進して勢力範囲を広げてゆくようです。茎が水平に伸びて地面にタッチしたところに新しい根を張り、株が生成されます。
 白くて結構可愛い花が咲きます。花が散ると左下写真の中央部のような果肉の小さいものが出来て、膨らんできて最後に赤くなります。たくさん実が成るので、ある程度間引きしてあげないと一粒が大きくなりません。
 右写真はキウイの花芽です。適当に剪定を行いましたが、二株で明暗が分かれて、たくさん付いたほうに期待します。開花すると、雄株につく雄花を採って受粉作業を行ってハチさんになります。
 こちらはスモモ(品種は太陽)の花が散った後です。開花したのは確か3回目ですが、おしべとめしべがあっても一本だけでは結果しない品種が多いようです。受粉樹を買ってきて近くに飢えて、こちらもハチさんをしてあげたところ、もしかして実が成るかもしれません。
 右は去年買ってきて植えたイチジクです。無花果と書くようですが、花より先に実が膨らんできました。このまま大きくなるのでしょうか?それともここから花が咲くのでしょうか?植物の世界は不思議なことばかりです。
 実のなる木ばかりではなく、花が目的の木や草もあります。オレンジの花はレンゲツツジで、秘密の某所から昨年花が終わるころに連れてきましたが、無事わが家でも開花しれくれました。他に前からある白や桃色や濃い赤などと並んできれいです。
 プランターにもどこかからやってきたスミレ(上)と百合(右)がいます。百合はこのあと身長が伸びて1m位になって、昨年は累計20輪くらいの花を順次つけてくれました。
 下は食べごろを過ぎた行者ニンニクです。花芽が出てきました。これから季節は初夏を迎えます。でもその前に梅雨もありますね。
 
  

2018.04.29 遠野の桜 その2
 また遠野へ出かけたついでに、プチ花見をしました。場所はこの辺りです。リンク先表示地形図で縮尺を少し小さくしてご覧ください。マウスのスクロールボタンを回すと変更できます。
 左の写真にあるように細長い沼が猿ヶ石川に沿って広がっています。本流との間には堤があって、そこに桜並木があります。対岸にもありますので、自転車で桜のトンネルの下をくぐってゆくと最高です。が、時間があまりとれないので、車で通って、少しだけ下りて香りも楽しみます。3分散くらいでしょうか。
 訪れる人も、地元の人だけで、車ですれ違いは出来ないのですが、対向車が来ることはりませんでした。
 西の下流側を望むと、河川敷には何かレクリエーションのできる広場・草原とベンチなどがあります。 →

 話は戻って前記の細長い沼は、おそらく堤が無い時代に、猿ヶ石川が増水した際に蛇行して流路が変わり、古い流路が取り残されたものだと思われます。昔住んでいた埼玉と茨城の県境辺りには「古利根」という沼があって、そこは上記のように利根川の蛇行跡で、結構深い沼が残っていました。 さしずめここは「古猿ヶ石」といったところかもしれません。

2018.04.26 遠野の桜
 北上高地の盆地にある遠野市は、青森の弘前公園などが花盛りをだいぶ過ぎて、やっと桜が咲き始めます。本州でも最も遅い地域に入るのではないでしょうか。40kmあまりしか離れていない岩手県沿岸部に比べると10日〜2週間ほども遅い開花です。写真は綾織町の国道バイパス沿いの並木ですが、26日時点で満開直前のようです。
 盛岡市の歯科に通院していますので通りがかりの花たちを眺めながら行きます。
 昼食はいつもは24時間営業のスーパーでおべんとうとデザート・飲み物を買っていただくことが多いのですが、今回はイオン盛岡南店のフードコートにある、すき家にしました。牛丼並盛、みそ汁、卵、お新香の3点(?)セットがなんと!500円です。買い食いするのと、満足感と費用を比べるとこちらもかなりコストパフォーマンスが高いです。
 平日の12時より少し前ということで、フロアの座席は着席率は数パーセントくらいでしょうか。休日の家族連れなどで空いた席を見つけるのが大変な状況とはだいぶ違います。一粒残らずおいしく完食しました。

2018.04.17 マルカン食堂 (取材はもう少し前)
 また親子三世代で、花巻市のマルカン(デパート)食堂へ行ってみました。復活後では2回目?でしょうか。 平日にもかかわらず昼前にはけっこう席が埋まっています。窓の近くの展望の良い席から埋まってゆきます(左下写真)が、入って右側の奥は、壁と高窓があって、落ち着いた雰囲気なので、私的には好きで、今回も先に上の孫を連れて先に行って子供用いすの準備などをしていました。
 テーブルセットはいつもの通りの定番が並んでいますが、学割タイムの実施など、新たな集客企画など、工夫をしながら運営しているのがわかります。


 今回いただいたのは、いつものマルカンラーメンのほか、カツカレー(640円、安い!)、ピザと、お子様寿司 です。
 子供メニューではお子様ランチもありますが、寿司の方にはおもちゃが付いてきますが、ランチの方にはおもちゃは別売り(150円)になっています。食品本体の価格バランスからすると妥当な設定かもしれません。ここにも営業上の工夫が現れています。 この子供メニューのプレートがまた良いです。今は飛ばなくなったスペースシャトルなんです。すし飯の好きなはるくんはパクパクと食べて、次のデザートにとりかかります。
 一階入り口(駐車場からの裏口)を入ると、マルカンソフトクリームの「顔出し看板」があって、これを目当てに遠方からやってきたお客さんが写真を撮って記念にできるようにしてあります。(すみません私は写真を撮りませんでした)
 いつもはコーンに盛ったソフトクリームを注文するのですが、何人かで分けたり、完食までに時間がかかりそうな場合には、透明なコップにコーンタイプと同量を盛り付けた「カップソフト」を注文しました(食券発行時に決まっています)。
 構造的にはコーンタイプと同じで中心が空洞となるように外周にらせん状に巻き重ねてあります(左下写真)。子供には現代の常識として大人と同じ食器は使いませんので、最初に取り分けてあげます。 反対にカップルで食べる場合などには、一つのコーンソフトを箸でつつくのもよいかもしれません。
 前記の顔出し看板があるところに、木製の遊具がある遊び場がありましたので、しばらく二人を遊ばせてあげて、満足してから帰途につきました。

2018.04.10 白石川堤の花見
 2018年は過去最速と言われるペースで桜前線が北上中です。岩手でも沿岸南部では11日現在で五分近く咲いてきました。
 毎年福島の滝桜や花見山を見学に行っていましたが、今年は日程が取れないので宮城県内の名所を訪ねて花見をすることにしました。しかし、どこでどれくらい開花しているのか、ネット情報にある程度載ってはいますが、実感と差があったり、地域的に載っていない場所だったりしますので、東北自動車道を岩手から南下しながら開花具合を見て、スポットを選ぶ作戦にしました。
 各PA・SAにも桜は植えてあるので、立ち寄ってみますと、金成PAでは数輪程度しか咲いていません。長者原SAでは一分程度咲いています。スマートインターから出てこの周辺にも良いスポットがあり、登米市の方でも良さそうですが、開花具合が、できればもっと盛んだといいな… ということで、白石川堤まで南下することにしました。
 村田インターでおりて、大河原町の花見本部?の近くに、まだ駐車場も空いている状態で止めることが出来ました。早速堤防沿いに歩いてみます。
 開花状況は上の写真のようにほぼ満開=散り始めです。大規模に飲食中心の出店が並んで盛り上げています。こちらのスポットでは何といっても川沿い両岸に延々と続く並木ですが、右の写真のように「巨木」が多いようです。でもしっかりと花はついているので、地元の方々が良く手入れをしているものと思いました。
 蔵王連峰の残雪の山並みをバックに、遊覧船も運行されています。たいていの花見名所では、花に手が届くところは少ないのですが、こちらでは堤防中段の歩行可能なスペースにも枝が差し掛かっていて、歩いてゆくと、私の好きな桜花の香りをそのままで鼻を近づけて楽しむことが出来ます。(下の2枚)
 本部の中で周辺のパンフレットをいただいて、次の船岡城址公園の桜を目指します。
 船岡城址公園の駐車場には10時半ころに到着しましたが、少し入場が混み始めていて、やや遠い下の方に車を止めて、歩いて花の歩道を登ってゆきます。普段はずっと上の方まで車で上がれるようです。

 余談ですが帰りの時点では近くの県道まで渋滞はつながり、県道からの入り口信号で入ろうとする車が進めずに、県道まで渋滞が伸びていました。平日火曜でこうなので、週末に目指す方は早く着くのはもちろん、アプローチ経路も、柴田大橋から柴田町役場の直前を通って、左折で入るのが良さそうです。
 昭和45年のNHK大河ドラマ、と言っても私も題名だけ知って見てはいなかったのですが「樅(もみ)の木は残った」の木がある展望台にたどりつきました。途中の散策路も花がたくさんで楽しみながら登って行けます。
 その展望台から北側の白石川沿いまで、坂道を降りて行くと巨大な歩道陸橋が設置されています。親水公園には歩道と花壇が整備されて、桜の季節以外でも楽しめそうです。
 船岡城址公園と白石川堤の二か所の桜の名所を、県道とJR複線を跨ぐ歩道橋で結んで庭園要素も加えて整備した結果、さらに魅力がアップしたようです(それ以前は知らないのですが)。
 やはり観光地として、来た人の思い出に残る、また行ってもよいと思わせるような環境づくりは大事です。実施するには費用対効果も十分検討する必要があるのは言うまでもありません。

 この時期、国営ひたち海浜公園ではネモフィラの丘が花盛りを迎えているようで、読売新聞一面にカラー写真で載っていました。茨城・つくばに別荘(長男のAP)があったころは何度か行けたのですが、遠いのでまた行ける日を楽しみにしています。

 帰り道には、往路で見つけたministopのお店でいちごパフェと、お弁当を購入してパクパクといただいて、満足して戻ることが出来ました。

 ↓ 下の写真は2006年に行った際の ひたち海浜公園、ネモフィラの丘です

2018.04.04 行者ニンニクの引っ越し
 春になると、ホームセンターの店頭には肥料や培養土やプランターが並びだします。、もう少し経つと花や野菜の苗も売られるようになります。あまり早く野菜を植えても外はまだ寒いので生育障害を起こしそうですが、わが家のプランターにだいぶ前から住み着いている行者ニンニクさんは寒い山中に自生しているものですので、元気に葉が伸びてきました。でもプランタの破損や、土が減ってきたので引っ越しさせることにしました。
 去年の在庫の処分をしていたプランターをうまく何個か買えたので、底石や培養土を半分くらい入れて、その上にこれまでの土が付いたままの株をそっくり乗せます。株の密度が同じくらいになるように分割移動調整して、隙間に土を詰め、水をかけて完了です。2〜3日経過しましたが、葉も ガオらず(勢いを弱めることなく)にうまく伸び続けています。刻んで醤油漬けにすると保存出来て、ニラ系の香りがしますがおいしくいただけます。余りそうなときには茹でておひたしにしてもいただけます。 ウチでは食べられるものを植えるのが多いのですが、この後は野生的に生えていたイチゴが伸びて来るのを待っています。

2018.03.20 春の花
 この冬は寒さが遅くまで残っていましたが、降水が雨に変わった3月9日には大雨となって、当地で190ミリを越えました。(気象庁の観測地点では160ミリ) 市街地のメインストリートは水没して迂回になりました。河川水位も、避難判断水位を越えたところまででした。
 ちなみに河川水位上昇時の警戒レベルは上から次の順になります。
  堤防高
  氾濫危険水位
  避難判断水位
  氾濫注意水位
  水防団待機水位

 一昨年秋の大雨の際には、氾濫危険水位を超えて、堤体にも損傷が出ましたのでその復旧工事を行っている箇所がありましたが、そこの仮堤も写真のように少し浸食されていました。(右が上流)
 それから10日ほど経過して、水位もほぼ普段通りとなり、転石で洗われた川底にはまだ微生物膜も発達していないのでとてもきれいな流れになっています。(写真の左が上流)
 まだ寒の戻りと言いますか、明後日には降雪も予想される季節ですが、たまに温かい時もありますので、桜の花芽を観察しに散歩に出かけました。
 ウチの庭には福寿草や雪割草が咲き始めましたが、当地の桜の花芽は御覧の通りまだまだ堅そうです。背景はの工事中の復興支援道路ですが、あと1年でこの道を多くの車が往復するようになります。
 この道は内陸部の国道4号と沿岸部の45号を結ぶ「櫛の歯作戦」に使われた路線の一つで、高規格道が全通することにより、さらに災害時対応能力向上が期待されます。
 沿岸部に沿った三陸自動車道も部分開通が相次いでいますが、震災の数日前に一部区間開通していいたために「釜石の奇跡」で助かった子どもたちが中心市街に近い避難所に移動してくることができました。すべての災害において、まず必要なのは使える道路です。人も、食料も、医薬品も、生活物資も、情報も、道路を通って移動が可能になります。
 そして20日には北上市の藤根地区にある座禅草の群生地を見学してきました。この花は発熱が30度くらいになったりして、周りの雪を融かすそうなのですが、この時点で自生場所の雪は消えていましたので、その効果を確認はできませんでした。形は水芭蕉に似ていますが、配色が全然違う花です。なぜか木道から花の苞だけしか見えない株が多くて、正面を向いた花はかなりの望遠でのみ撮影になりました。
 これからいろんな花が次々に咲き出す、一年で一番良い季節いなります。

2018.03.09 春先の磯遊び
 雪も融け始めた頃に、海辺も春めいてきますので磯遊びに行きます。
 ちょうど昼前にやや大きく潮が引くようでしたので、早めに行って波打ち際を濡れないように気を付けながら行きます
 この辺りの海底は、周辺の岩や砂の色が白っぽいので、きれいな青緑色に透けて見えます。数日前に波浪警報が出るほどの大波をかぶった後ですので、途中の道路も海から打ち上げられた砂に一部覆われていました。
 寄せては引く波の音とうららかな日差しを浴びながら波打ち際を行くとヒトデやイソギンチャクやヤドカリが隠れている潮溜まりがあります。眺めただけでもいい気持になりますが、手を入れて海藻をよけながら観察します。湘南等の海岸でも磯辺で遊んでみたことがありますが、岩が黒っぽいのと、動植物の量がちがいます。さっぱり面白くありませんでした。これは親潮が来ないせいなのか、それとも海洋生物よりも訪れる人の数が多いせいなのかはわかりません。
 でもこの日はうんと引いているというほどではなく、海中に隠れている部分が多く、もう少し近づくことが出来ませんでした。
 眺めたり触れたりするだけではなく、口でも味わって楽しめるのが真ツブです。茹でて竹串で中身を殻からくるくると巻くように取り出していただきますが、半透明の蓋は食べないのと、岩肌を這って砂も噛みこんでいることがあるので取り除いてからいただきます。深いところのほうが大きいのが居る率が高いです。左写真の上の貝は法螺貝を小さくしたような形をしていますが、こちらは少し辛いような別の味わいです。
 磯遊びの次には、花壇の球根から芽が伸びる季節に移っていきます。

2018.02.26 久々の雛飾り
 子供たちは皆巣立ちましたので、家には雛飾りの対象になるような子はいませんが、週に何度かやってくる孫(男の子ですが)に見せてあげようと、久々に雛段を広げてみました。多分二十数年ぶりかと思います。
 ここしばらくは最上段の二人だけを玄関ホールに飾っていましたが、フル展開は場所も取るので手が遠のいていました。多分二畳近い場所を取ります。グランドピアノに近いです。
 最初に各段を支える棚を組み立てます。そのあとに緋毛氈を段の形に合わせて 留めてゆきます。そして人形を出しますが、箱の中には厳重にくるんでしまってあります。出すのは比較的簡単ですが、収納がまた一苦労あります。また一人ずつ小道具を持たせるのに手がかかります。一番大変なのが帽子(正式名称不明)です。紐をちょうど良い長さに合わせるのは何度も調整修正が必要です。
 で、肝心の孫(男の子3歳)に見せると興味を示したのは、じじと同じく家具類です。引き出しを開けてみたり、鏡を開いて覗いてみたりしていました。やっぱり精密でメカニックなものに関心が行くようです。
 それにしても、邪魔が入らない状態で二人がかりで結構時間を使って組み立てましたが、これを子育て真っ最中で日中は仕事をしている現役時代に、毎年組み立て・収納を繰り返していたのですから、今では考えられません。

2018.02.20 満州にらラーメン
 2018年の冬は、2月も下旬になったのですが寒さが緩みません。積もった雪も日の当たるところでは少しずつ溶けて地面や路面がでてきましたが、日陰ではツルツルの凍ったままです。 この後春雪が降った場合や、来年に備えて花巻市に古い除雪機を連れに行ってきました。久々に時間に余裕があったので昼食はさかえやの満州にらラーメンをいただきました。営業時間は11時から15時までで、この時点で13時近いのですが次々にお客さんがやってきて並んでいます。私と同じように写真を撮っている人もいます。(右端)
 ドーム型の店内では床がほぼ丸いところを仕切って使っていて不定形に食卓が並んでいますが、テーブルの上の備品はこんな感じで、マルカン食堂にも似た安心感があります。
 いつもの注文パターンで、私が定食で妻は看板メニューの満州にらラーメン(この日はしょうゆ味)をいただきます。
 この日の定食は多分初挑戦のニラモツです。普段は小食なのですが、どんぶりでのご飯を普通にいただけます。思っていたより噛み応えがありました。ラーメンも、大食いの人だったらラーメンライスでご飯をいくらでも食べられそうな味付けです。
 どちらもとても美味しく満足して店を出ました。が、少し塩分が気になるところではあります。食感では多分一日分の塩分を超過しそうな勢いかもしれませんね。

2018.01.31 鱈のおいしい季節ですが…
 1月も末となり、もうひと頑張り寒さには対抗しなければなりません。でも冬でないと食べられないものもあるので楽しみではあります。海産物では、1月には真鱈、2月には毛ガニが当地では代表的な味です。特に真鱈はやや大きめのものを1本買ってくると、タラコまたは白子、身の部分は刺身、身と肝を使ったタラ汁、骨や頭などを分けてアラ汁など、幾通りもの方法で味わうことができます。汁ではこの時期の早採りワカメも入れると香りが良いです。アラ汁を作るには頭部の分解が核心になりますが、だんだんさばき方の要領もわかってきました。出刃包丁を突き刺すようにしながら使うと骨もうまく切れます。ほかの大きめの魚、鮭などでも背骨など硬い部分全体の切断では、この突き立て式の使い方が効率的なんですね。

 イラストは無料サイトからいただいてきましたが、真鱈の側面には不思議な曲線模様がついています。また愛嬌のある顔をしていて、刃物を立てるのは少しかわいそうな気もするのですが、全部をいただいて役に立てます。
 宮古市の蟹まつりは2月に開かれますが、その会場でも真鱈は売っているのですが、お店の人の話では、その時期になるとタラコも白子も入っていないので(産卵後)、身だけを食べるのが普通だそうです。でもたまに店頭で買った鱈にどちらかが入っていたりすると、当たりくじでラッキーです。

 今回は鱈の卵、鱈子・タラコ をいただく方法についてです。
 タラコ というと普通は助宗鱈の卵を生で味付けしてそのまま食べられる物を示します。博多名物?の辛子明太子もその一種です。今回使うのは真鱈なので、大きさが体積比では10倍以上ありそうです。とはいってもそれは卵嚢に入った状態の大きさでの比較で、卵一粒ずつを見るとほぼ同じくらいです。大きな真鱈の卵嚢をそのまま使った味付けはできませんので(生の場合には中央まで味が染み込みにくい)、卵嚢から粒々を取り出して使います。取り出す方法を色々試しました。手袋をしてみたり、素手で搾り取ってみたりしましたが、結局は卵嚢を片手で持って、中身を2本の箸で挟んでしごくようにすると、効率的に無駄なく取り出すことができました。

 真鱈の鱈子の単価は、季節とともに変動しますが、最近は以前よりたくさん鱈が採れるようになったということで、感覚的には安くなっている気がします。それでも購入の際には注意しないと、100gで300円近いこともあります。期限が迫って半額だと買いたくなりますが、よく見ると後から仕入れたものの単価が128円で、新鮮で安かったりしますので、買う際にはよく見ましょう。今期のこれまでの最低はなんと!55円(税別)でした。

 参考までに(助宗鱈の)明太子などは300円くらいが普通で、新鮮なものが200円くらいになっていれば安いなと思って買って来ます。
 真鱈の鱈子は、鮮度が良ければ生で味付けをしていただくことができます。使うのは日本酒(みりんや調理酒ではなく)と、塩です。適量になるまで、時々味見をしながら加えてゆきます。配合が終わったら冷蔵庫で1日程度(以上)寝せると味が馴染んで美味しくなります。

 次に加熱調理の方法です。伝え聞いた方法は最初に茹でて、ゆで汁を捨てて再調味する順番でしたが、この方法だと水分が多くなるため、出来上がりまで水分を飛ばすための加熱が長くなります。それに捨てる茹で汁にも旨味が含まれるのではないでしょうか。
 そこで茹でる工程を無くしてみました。最初は卵嚢のまま入れて調理し、破れた卵嚢の歯ごたえも楽しんでいたのですが、やはり卵だけを取り出して調味すると、味が均一に行き渡って良いみたいです。
 生の加工と同様に、鍋に卵嚢から絞り出した卵を入れます。生のまま調味料を加えてよくかき混ぜます。入れる調味料は、麺つゆ・砂糖のほか、料理酒などです。醤油でもいいのですが、卵だけのダシよりも麺つゆのカツオだしを加えたほうが私的には好きです。
 ある食レポの芸能人が内輪を話していましたが、漁師飯などで「素材からダシが出るから不要」という説明は不十分で、やはり新鮮な魚介類でもダシは別に加える必要がある…とのことです。
 調味料を少なめに加えて十分に混ぜた後に、加熱を初めて水分が飛んでポロポロとなってきたら出来上がりですが、途中で味見をして、薄すぎず、濃すぎないように整えます。

 一度に食べきれないので、半分冷凍して、何回かに分けていただきます。鱈さんに感謝です。

2018.01.22 岩塩を食べられるようにするには…
 日本における塩の原料は、現状の主なルートはわかりませんが、昔から続いているもので海水があります。山林の薪を燃やして煮詰めたり天日乾燥させるという方法で塩を作ります。海沿いでは製造が可能ですが、内陸部へは牛の背に負わせて運んだりして、塩の道というのが残っています。
 日本国内だけでも内陸部への運搬は大変なのに、世界の内陸ではどのような方法で塩を調達していたのでしょうか。その答えの一つが岩塩です。他には塩湖や、大昔に海だったところが隆起時に濃縮されて、地下水と一緒に流れ出てくるところなどがあります。

 左と下の写真はペルーに行った際に見学したマライの塩田という所ですが、左下の湧き口から高濃度の塩水が流れ出ていて、乾季の塩田に導いて濃縮・製塩していました。
 今回の塩は、観光地などで売られているヒマラヤ岩塩というものです。色が赤褐色のものもあって、ルビーソルトという副題も付いています。ちょっと見には鉱山から掘り出したばかりの石英分の多い鉱石の石ころにも見えます。
 食べるためには、煮物にそのまま入れて・・・というのはコントロールがし難いので、細かく砕いて適量をふりかけるのが妥当です。パッケージにはそれを見越して「ステンレスおろし金付き」となっています。
 下の写真がそのおろし金ですが、突起部とその中央に穴も開いていて効率良さそうなのですが、相手が今回の硬さぐらいあると、疲れるばかりでなかなかはかどりません。
 面倒なのでしばらく放置していました。知り合いから細かくなった岩塩を少しもらってきて、おいしくいただいていたのですが、無くなってしまいました。しまってあった岩塩を何とか簡単に細かくできないかと、引っ張り出して加工を始めました。最初に思い付いたのが、目の粗い木工用ヤスリです。これはイケル!と思ったのですが、これもさっぱりはかどりません。出てくるのは細かい、粉のようなもので、もう少し粒を大きくしたいところです。
 一時間以上奮闘して、アジシオの小瓶に1/4も貯まりません。
 ダメ元で、金鎚で叩き潰す方法を試しました。布に包んで金属の台の上で何度か叩くと、意外に脆く、細かくすることができました。粒の大きさには幅があるので、ステンレスの笊で篩にかけ、残った粒を再度叩くという繰り返しで、食用に十分な大きさにすることができました。
 動画にアップしてありますのでこちらも参照ください。

2018.01.14 越年した柿のお味は?
  (この項再掲・重複が多くありますのでご了承ください)

 当地で栽培されている柿の木は、やや小粒の渋柿です。ムロと呼ばれる所で煙でいぶして渋抜きをして作る「甲子柿」が特産です。知らない人が見ると熟れ過ぎたトマトのように見えるそうです。近辺では市場に流通していますが、手間がかかるのと輸送が困難なために割合高価になります。柿の木の本数には大きな変動はありませんが、結実する率は変動があります。原料の柿の実は、製品化された甲子柿よりもだいぶ多くて、余剰原料が柿の木にぶら下がったまま、だれも手を付けない…というのが最近の傾向です。

 誰も手を付けない…といっても、人間の話で、積雪があったりすると鳥さんたちが一斉に木に残った実を食べに来ますので、瞬く間に無くなるのが普通です。この冬は鳥が食料調達に困る状態にはまだなっていなかったようで、鳥に食べられなかった実が多く残っている木があります。それでも自然完熟で落果したり、しぼんでしまう実が新年を迎えるとほとんどです。

 そんな中で散歩コースの途中にある木ではたくさん、おそらく数百個ほど1月中旬時点で残っています。しかもその木が生えているのは沢筋で私有地ではないところです。
 それから、昨年から採用した新兵器があります。2mくらいの全長の枝切りです。切断後に落果しないように保持する機能がありますので、少し木に登ったりすればほとんどの範囲を摘果することが可能です。うまくいったときには一掴みで10個ほど収穫できます。

 木の上で熟れているので9割方は渋抜きが完了していますが、すぐに食べると少し渋いことがありますので、少し日向に置いておくとよくなります。見た目はあまり良くないのですが、たっぷりとした甘みがあって、間食や食後のデザートにぴったりです。

 でも一番おいしいのは雪の野原を歩いていて、だんだん暑くなってのどが渇いてきたなと思う頃に、木に数粒残った柿を見つけていただくのが最高においしいです。


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