「安比湿原 その2」 2003.06.29
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 毎年、安比高原に通うのが楽しみです。子供を連れてキャンプをしていた十数年前から、誰も付いてこなくなって妻とキャバリアのリビを連れた、二人と一匹のキャンプになった今年もやってきました。前回は初秋の頃でしたが、今年は少し時期が早いので違った植物が咲いているでしょうか。
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前日からの雨は何とか止んで、
安比高原、中のまきばを
霧の壁が移動して行きます。
中の牧場には、ぶなの駅があります。
すぐ脇の草原でテントを張ることができます。
天気が良くないときはこの建物を避難所に利用できます
またブナ林散策コースの出発点にもなっています

水洗トイレがあるので安心して
キャンプが出来ます。
このときはヤナギランが咲き始めでした。
奥のまきばより中の牧場が少し早く咲き始めます。

左に散歩するリビが見えます。
他の人がいるときは犬は放さないようにしましょう。
梅雨時にもかかわらず、この青空。
でもこの日は晴れ→曇り→雨→晴れ
をめまぐるしく繰り返す日になりました。
さて、奥の牧場からさらに車を進めて
いつもの赤川の砂防堰堤から歩き始めます。
こんな崖の縁をたどる所もあります。
途中は去年の記録に譲ります。
今回は一度湿原の入り口を通り過ぎて、
安比嶽方面の登りにかかります。
途中で安比湿原を見下ろせる場所があるのです。
安比湿原に入ってしまうと
どこに池塘があるのかもわからなくなります。

むこうの黄緑の部分が目指す湿原です。
中にはたくさんの池塘がちりばめられています。
標高差は200mありました。
ここまでの登りで二人とも疲れてしまいましたが
リビは元気。
さて、急坂をまた戻っていよいよ湿原を訪ねます。
やはり平面上に立ってみると
どこに池塘があるのかわかりません。
ほとりにはいろんな花が咲いています。
池塘に近寄ってみると、
透明な水の底に細い植物が
たくさん立ち上がっています。

訪れる人もまれなこの湿原には、
木道などはありませんが
踏みつけの跡は見当たりません。

来訪者の数が増えれば
何らかの手立てが必要になるのかもしれません。
白い点々はワタスゲです↑


湿原にはおなじみのモウセンゴケ→

写真だと大きく見えますが、
うちわ状の一枚の大きさは
直径約8oくらいでしょうか

しばらく花や池塘をお楽しみください。

↑イワカガミと石楠花の幼木

←こちらはミツガシワの生えてる池塘

↓池塘に雨の輪が映ったり、
 上の木々の間から晴れ間がのぞいたりと、
 めまぐるしく天気が変わります。


記念写真をパチリ。
落ち着きの無いリビはテタパタと動いて
右端に映っています

帰り道は安比温泉で二人で入浴。
奥のまきばではワラビ採りと
いちご狩りを満喫してきました。